Athelete News
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20.06.13
イタリアは「自分が1番成長できる環境」
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今週の「Athlete News」は、バレーボール男子日本代表のエースで、イタリアプロ1部リーグのミラノに移籍された、プロバレーボールプレーヤー・石川祐希選手をゲストにお迎えしました。

石川祐希選手は、1995年生まれ、愛知県出身。
姉の影響で小学4年生から競技を始め、愛知・星城高校では、インターハイ、国体、春高の高校3冠に史上初の2年連続で輝きました。
2014年に中央大学へ進学し、1年生からレギュラーとして試合に出場。
さらに、史上最年少で日本代表チームに選出されました。
また、大学在籍中に、世界最高峰のバレーリーグ、イタリア・セリエAで3シーズンをプレー、大学卒業後は、プロ選手としてセリエAでプレー。
日本バレーボール界史上最高の逸材と称されています!

新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、今回はお電話をつないでお話を伺っていきました。



──4月下旬にイタリアから帰国されたんですよね。やはり、イタリアを出国するのも、日本に入国するのも大変でしたか?

出国に関しては問題なく、帰国したらPCR検査を受けて入国、という形でした。

──その後、日本ではトレーニングできていらっしゃるんですか?

基本的に、自宅でできることしかやっていないですね。ダンベルとかは一応購入して。いつもやっている練習とは違いますけど、負荷を落としても、なるべくできることをするようにしています。

──イタリアの1部リーグ・セリエAは、新型コロナウイルスの影響で4月6日に中止になりました。甚大な被害に遭ったイタリアで、どんなことを考えて過ごされていたんですか?

当時は日に日に感染が拡大していったので、(セリエAが)中止になる前にも、正直“難しいんじゃないかな”とは感じながら過ごしてましたし、やはり中止になった時には悔しい思いはありましたね。

──イタリアでは、日本より厳しい、いわゆる“ロックダウン”になりましたよね。これはどのようなものでしたか?

基本的にスーパーと薬局以外のお店は閉まっていて、そこへ行く以外の外出も禁止だったので、本当に最低限の外出しかしていなかったですね。

──イタリアでのプレーは5年目になるわけですけれども、最初と今で“変わったところ”はありますか?

最初に比べれば間違いなく自分自身でも成長していると感じますし、“世界最高峰のリーグ”と言われている中でプレーを続けているので、すごく自信がついてきたと感じています。所属するチームに関しても、年々、上位のチームからオファーをいただけるようになってプレーできているので、そこでも“成長”というか”結果”を出せているなと思います。

──イタリアで5年プレーしているということで、もう言葉の壁などはなくなりましたか?

まだまだ足りないところはありますけど、日常生活も問題なく、バレーに関しても選手とコミュニケーションを取れるようになってきています。でも、もっとコミュニケーションを取るためにはもっと勉強しないといけないと思いますし、もっと勉強したらさらに先が見えてくるので、勉強することは(今後も)増えてくるなと感じています。

──食事の面なども、栄養士さんのアドバイスを受けて自炊生活に切り替えたと聞いたんですけれど。

そうですね。プロになって、スポンサーさんにサポートしていただきながら栄養士さんについてもらったので。そこからより栄養にこだわるようになりましたし、プロとして“体が資本”なので、体に対するケアや強化というものは、1番に考えるようになりました。

──“世界最高峰”と言われるイタリアのバレーボールですが、石川選手から見て、“こんなところがすごい”というところがあったら、教えてください。

「世界のトップレベルの選手が集まるリーグ」というところが、1番の魅力だと思っています。

──そこでしのぎを削った仲間と、今度はまたワールドカップやオリンピックで対戦する…というのも、楽しみですよね。

そうですね。一緒に戦ったチームメイトが次は対戦相手になったり、いろんな経験ができるので非常に楽しいですし、僕はイタリアのリーグが今、(自分が)1番成長できる環境だなと感じています。

──この番組では、毎回ゲストの方にcheer Up Songを伺っています。石川選手の心の支えになっている曲を教えてください。

Mrs. GREEN APPLEさんの「青と夏」という曲が好きで、よく元気をもらっています。
僕はあまり歌詞を見るタイプではなくて、テンポが良かったりリズムが良かったり…という曲が好きなんです。この「青と夏」はテンポやリズムが良くて、モチベーションが上がったり、元気が出る曲だと思っています。

──イタリアで生活されていると、なかなか日本の音楽事情には触れられないんじゃないですか?

情報が入ってこないので、今シーズンも、日本を出発する前にダウンロードしていた曲を向こうで常に聴いていましたね(笑)。

──やっぱりイタリアで寂しくなることもあるでしょうから、そういう日本の音楽を聴くだけで満たされるというか、癒される部分があるんじゃないですか?

そうですね。車で移動することも多いんですけど、その中で(音楽を)聴いたりしてます。


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