Athelete News
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20.04.25
近くにいるからこそ頑張れる
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今週の「Athlete News」は、先週に引き続き、女子レスリング57キロ級 川井梨紗子選手と62キロ級 川井友香子選手がゲストです。お二人の母校、至学館大学に伺ってインタビューをさせていただきました。
(※このインタビューは、東京オリンピックの延期が決定する前に行われたものです)


石川県のご出身の川井姉妹。
姉、川井梨紗子選手は1994年11月21日生まれ、現在25歳。
ジャパンビバレッジ所属。
2016年リオオリンピック63キロ級で金メダル。
世界選手権は2017年から3連覇を達成。
(17年60キロ級、18年に59キロ級、19年に57キロ級で優勝)

至学館大学の妹、友香子選手は1997年8月27日生まれ、現在22歳。
2018年の世界選手権で62キロ級で銀メダル、2019年に銅メダルを獲得。
元レスリング選手のご両親の影響を受け、レスリングを始めた川井姉妹が見据えているものとは?



──お互いに、どんな所が“強み”だと思われますか?

梨紗子:
性格が真逆なので…。友香子は“継続する力がある”というか、コツコツと地道に続けて頑張っていくタイプなので、“継続できる力はすごいな”って思います。

──梨紗子選手は?

梨紗子:
練習はしてますけど、練習をした上で、それ以上の自主練習をするかどうかは、その日のその時次第で決めているというか。練習で良い感覚が掴めて終わったら、“じゃあ、今日は自主練はいいかな”ってなったり、物足りなかったら自分で(自主練習を追加して)やったり。本当にその日によってなので、“コツコツ”というよりも“その時の状況次第”という感じです。

──そうなんですね。友香子選手は、その“違い”というのは、ご自身でも感じていらっしゃいますか?

友香子:
はい。自分でも、梨紗子と私は練習のタイプが違うというのはわかっていて。私からすると、梨紗子の”練習をやる時はやる、やらない時はしっかり休む”というオンとオフの切り替えがしっかりできる所がすごいなと思います。

──ガラッとスイッチが切り替わるんですか?

梨紗子:
そうですね。“やらない”ってなったらもう、休みますし。

友香子:
すぐ「帰ろう」って言ってきます(笑)。

──友香子選手は「まだ練習する」という感じなんですか?

友香子:
先に帰られてもちょっと困るので、「あと何分だけ待ってて」って言って待ってもらってます(笑)。

──お話を伺っていると、お二人の“空気感”というのがよく似ていらっしゃるな、と思います。芯はあるけれど、まとっている空気が柔らかいと言いますか…。

梨紗子・友香子:
嬉しい!

──“姉妹で良かったな”と思うのはどんな時ですか?

梨紗子:
自分が辛くて落ち込んでいても、近くで妹が頑張っているから、自然と“自分も頑張らなきゃ”と思わせてくれるというか。良いことも悪いことも共有できるのは、“姉妹で良かったな”と思います。

友香子:
至学館の先輩には他にも強い選手はたくさんいるんですけど、その中でも“お姉ちゃん”というだけで追いかけたくなる存在というか、“私もお姉ちゃんみたいになりたい”って気持ちになるので、やっぱりそこは“姉妹で良かったな”と思います。

──「至学館の強さの秘密」とは、どういった所なんでしょうか?

梨紗子:
高校生から社会人までが一緒に練習をしているので、同じ階級の選手もたくさんいますし、練習相手に困らないんです。いろんなタイプの選手とたくさん練習できるのが、良い所なんじゃないかなと思います。

友香子:
私が入ってきた時には本当に強い選手がたくさんいて、“先輩のようになりたい”という気持ちで今まで頑張ってこれたので、その連続というか、後輩だった人も先輩になって段々強くなって、それを見た後輩がまた頑張れる、というのが強くなる秘訣なんじゃないかなと思います。

──東京オリンピックについてお話を伺いたいと思いますが、吉田沙保里さんも伊調馨さんも今回はいらっしゃらないんですよね。そういった意味でも、リオの時とはまた気持ちも違いますか?

梨紗子:
リオの時には、絶対的な強さの先輩が2人もいたので、自然と“私も沙保里さんや馨さんのようにやれば大丈夫だ”って思えたんです。でも、今回は逆に“私がそういう立場にならなくてはいけないな”と思うので、私もしっかり結果を出して、友香子だったり他の代表の選手たちに背中で語れるような選手になりたいと思います。

──格好良いですね!

梨紗子:
“川井梨紗子みたいになりたい”って思ってくれる人がいてくれたら嬉しいなって思いながらやっています。

──友香子選手は、東京オリンピックにかける想いというのは、改めていかがでしょうか?

友香子:
ここまで来るのにも、辛い思いもたくさんしてきて、やっと掴めた代表なので、ここまで来たらしっかり金メダルを取って2人で世界一になりたいな、と思います。

──ここ(東京オリンピック出場)がゴールではないですものね。やはり、目指すところは?

友香子:
“2人で金メダル”が一番良いなと思います。

──姉妹揃っての金メダル、みんなで応援しています!

梨紗子・友香子:
ありがとうございます。

──番組では、ゲストの方にCheer Up Songを伺っています。今週は川井友香子選手の心の支えになっている曲を教えて下さい。

友香子:
倖田來未さんの「OMG」という曲です。

──友香子選手も倖田來未さんの曲なんですね。

友香子:
そうですね。(姉から)影響を受けて、私も倖田來未さんが好きです(笑)。

──その中でも今回は「OMG」という曲。

友香子:
世界選手権の直前に配信された曲で、私が代表に内定した3位決定戦の日は、この曲しか聴いていなくて。この曲で集中を高めていたので、すごく思い出に残ってる曲です。
この曲を聴いたらいつでも世界選手権のことを思い出すので、その気持ちを忘れずに、東京オリンピックもしっかり頑張ろうと思います。


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