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19.08.10
ラグビーワールドカップの楽しみ方
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今週の「Athlete News」は、ラグビーワールドカップ2019アンバサダーで、元ラグビー日本代表 廣瀬佳司さんをゲストにお迎えしました。

廣瀬佳司さんは、1973年4月16日、大阪府出身。
小学2年時よりラグビーを始め、ポジションはスタンドオフ。
大阪府立島本高校在学時には高校日本代表選出。
京都産業大学3年の1994年、アジア選手権兼ラグビーワールドカップ予選の韓国戦で日本代表デビュー。
1995年ラグビーワールドカップ南アフリカ大会に出場し、以後1999年ウェールズ大会、2003年オーストラリア大会とワールドカップ3大会連続出場。
日本代表40キャップ。通算得点422は五郎丸歩選手に次ぐ歴代2位。
トップリーグではトヨタ自動車に所属し、2004年度、2005年度、2年連続得点王に輝き、2007年に現役を引退されました。


──9月20日から11月2日まで行われるラグビーワールドカップ2019日本大会。まず気になるのが予選プール。参加20カ国が4つのプールに分かれています。
日本代表はアイルランド、スコットランド、ロシア、サモアと同じプールA。このプールA、どんな展開を予想されますか?


プールの上位2チームに入らないと決勝トーナメントに行けないんですね。2位に入るためには3勝しないといけないんですけれど、AからDまで4つプールがあって、どこに入っても厳しいと思います。
アイルランドは世界3位ですし、スコットランドはラグビーの伝統国です。サモアも実は強いんですね。
ロシアは格下なんですけども、体格がものすごく大きいので侮れません。

──日本代表の目標はワールドカップベスト8。これを実現するために必要なことはなんでしょう?

まず、9月20日東京スタジアムにて行われるロシア戦に快勝して勢いをつけて、アイルランド戦に臨むんですけど、アイルランドは強いので大接戦で負けるんですけど、次のサモア戦の大一番をなんとか勝って、
最後に横浜スタジアムで行われるスコットランド戦は、日本の皆さんの大声援の後押しを受けて感動的な勝利を得る。というのが思い描いているシナリオですね(笑)。

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──すごく具体的に想像してらっしゃるんですね!

ロシア戦で快勝すれば、日本の皆さんも「ラグビーワールドカップが始まった!」と思ってもらえると思いますし、その後、44日間その興奮が続くんじゃないかなと思うんですよね。

──そして、ラグビーワールドカップの楽しみ方。海外の注目国、プレイスタイルなど教えてください

日本もそうなんですけど、プールが4つありまして世界ランキングの高いチームから上に入っていってるんですね。
で、3番目にいるチームの戦い方に注目すると面白いんじゃないかなと思います。

──上位2チームは順調にいけば予選は通過できるんだけど、3番目のチームがジャイアントキリングを起こすかどうか、ですね!

そうですね。3番目のチームが上位と戦うときにどういう戦い方をするのかというのをチェックしてみていただければ結構面白いですね!
日本もそうですし、アルゼンチンとかフィジーとかも強いです。そういった国が注目だと思います。

──日本全国12の会場で48試合の日程が組まれています。
これだけ全国に散らばっていると、選手や観客の皆さんは移動するのが大変だと思いますが……


実は、選手もお客さんもこれが楽しみなんですよね。ラグビーはゲームとゲームの間に5日から7日くらいありますので、お客さんも自分の国を応援した後に日本全国を見て、旅行して回ると思うんですね。
選手も練習ばかりしているわけじゃなくて、その土地に行っていろいろと観光したり、アクティビティをやったりとかするので、日本の文化に触れる機会があるということで、選手も楽しいと思います。

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──スポーツ観戦はその土地の良さを知るために行くという面もありますよね

そうですね。逆に開催都市はそういうのをどんどん世界にアピールできるチャンスでもありますし、今年のワールドカップは北は札幌、西は熊本まであって。
しかも44日間もありますので、ラグビーを通して交流が生まれたり、ラグビーっていうスポーツを見て日本が盛り上がる、いい機会になると思うんですけどね。

──やっぱり海外だと違うなと思う部分ってありますか?

フットボールが根付いている国っていうところに触れてきたので、そこは日本と違うなあという風には感じてました。
僕はお酒が好きなんですけど、パブ文化があるというか。フットボールのある国にはパブがあるんです。
パブで飲んでからスタジアムに応援に行って、またスタジアムで飲みながらラグビーを観て、帰りにまたパブで飲むっていう…(笑)。
ラグビーってホームとアウェイの観客が別れなくて、みんな一緒になって観るんですね。朝からパブに行くと対戦国のファンとかと一緒になって、彼らと一緒に飲むと。
「よく遠い国から来たな。でも、今日はうちが勝つから」なんて言いながら、ラグビーのコミュニティをそこで作ってしまうのがパブのいいところで。
みんなでスタジアム行こうかって言って肩を組んで、すぐにスタジアムに行くんじゃなくて、コンコースでまた飲んだり、試合観戦後の帰りもパブに寄って今日の試合を反省会をファンがしたり……(笑)。

──ちょっと飲みに行くくらいの気軽な気持ちで、身近な存在としてラグビーというものがあったらいいですね。

ラグビーというもので一日楽しんじゃうっていうのはすごくいいと思いますね!

──番組では、ゲストの方にCheer Up Songを伺っています。 廣瀬佳司さんの心の支えになっている曲を教えて下さい

Kiroroの「未来へ」です。
先週は試合前は音楽を聴かないと言ったんですけど、98年のワールドカップ予選の時にはロッカールームでずっとKiroroを聴いてました!
日本を思い出したり、友達や家族の顔が浮かんできたりして、すごく気合が入った思い出がありますね。
ロッカーで聴いてて、ウォーミングアップでグラウンドに行ったら、会場でも偶然この曲が流れていたこともありましたね。俺のために流してくれてるのかなっていうくらいのタイミングでした(笑)。

──ワールドカップ開催に向けて、リスナーにメッセージをお願いします

大会組織委員会のキャッチフレーズで「4年に一度ではない。一生に一度だ」というキャッチフレーズがあるんです。
我々にとっては一生に一度かもしれませんけれども、子供たちにとっては一生に一度ではないと。もう一回こういったスポーツイベントが開催されて欲しいと思ってもらえるような大会にしたいと思います。





今週のゲスト、廣瀬佳司さんの“サイン色紙”をプレゼントします!
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当選者には番組スタッフからダイレクトメッセージを差し上げます


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