Athelete News
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17.08.12
世界一のプレーヤーになるために
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今週の「Athlete News」は、ウィルチェアーラグビー選手で、3年後の東京パラリンピックでは金メダルを目指す、菅野元揮選手にお話を伺いました。

菅野選手は、1992年、川崎市生まれの24歳。元々はアルペンスキーの選手でオリンピックを目指していましたが、14歳の時、試合中の事故で頸髄を損傷。その後ウィルチェアーラグビーに出会い、日本代表入り。
リオ・パラリンピックの代表からは漏れましたが、2020年の東京大会ではメダル獲得を目指しています。



──事故から再び、スポーツに帰ってこようと思ったきっかけは何だったんですか?

ケガをして障害を負ったんですけど、これからどうやって自分の人生を楽しく生きていこうかと必死だったんですね。
振り返って考えた時に、自分の人生の真ん中にはスポーツがあったので、スポーツで何かを目指したいと思ったんですね。

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──現在所属しているチームは埼玉県を拠点とするBLITZですが、 日本でトップクラスのチームだそうですね?

去年の全日本の大会では3位だったんですけど、その前の年は優勝、その前の年も優勝ときていて、去年はチームの力を発揮できなかったというのもあるんですけど、今年はまた優勝したいですね。リベンジに燃えてます。

──レベルの高いところにいると刺激も多いですか?

かなり多いですね。”自分たちは常にトップクラスでいなければいけない”という気持ちがチームとして強いので、この状態を維持するためにトレーニングをしなければいけないという、強い気持ちでいることができます。

──パラリンピックを経て、ウィルチェアーラグビーの認知度は変わってきていると思いますか?

かなり感じていますね。街を普通に歩いていても「このあいだテレビで観ました」と声をかけていただいたり。
テレビを観ていれば、ニュースなどで取りあえげていただいていますし、認知度も上がっているんじゃないかと思います。

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──観客の方も増えましたか?

そうですね。3、4年前とかは観客のいない試合とかもあったんですけど、このあいだの大会は空席が目立たないくらい盛り上がっていました。

──毎回、ゲストの方のお気に入りの一曲を伺っています。菅野元揮選手が試合前に聞いている曲、思い出深い曲などありますか?

思い出深い曲ということで、長渕剛さんの「STAY DREAM」という曲です。
僕はずっと音楽をやっていて…小学1年生の時にドラムを始めたんですよ。

──それは、誰かの影響ですか?

周りでピアノとか習っている子とかいるじゃないですか?母親に、「あなたも音楽くらいやったら?」と言われて。
テレビを観てて”あ、ドラムかっこいいな”って思って(笑)。
そこから、小学5、6年生くらいからハードロックとかを聴くようになって、音楽関係の友人が、長渕剛さんをギター弾きながら歌っていて”なんだ?そのいい歌は?”と思って、そこから長渕剛さんの曲に出会いました。

──この曲に対する思い出はありますか?

曲名にもある通り、「STAY DREAM」ということなんですけど、いつまでも夢のある環境に自分の身を置いていたいなという気持ちがあって。
自分が前の仕事をしている時に、アスリートとしてやっていくか、このまま仕事を続けていくかを悩んでいた時に、この曲を聴いて自分の小さい頃を振り返って、”あの頃描いていた自分とは違うな”と、違和感を感じたんですよ。このままじゃダメだと思いました。この曲がきっかけで、いまアスリートとしてやっているようなところがあるので。

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──最後に、2020年の東京パラリンピックに向けて、意気込みをお願いします。

東京パラリンピックで金メダルをとりたいですね。それはもちろんなんですけど、東京パラリンピックの舞台で、自分が世界一の強いプレーヤーでいたいなと思っています。


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