Athelete News
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17.02.11
2017年 WBC王座奪還への道
今週の「Athlete News」は、元ヤクルトスワローズの名捕手、古田敦也さんと、メジャーリーグでも活躍し、BCリーグ 福島ホープス監督兼選手の岩村明憲さんです。

古田さんは、ソウルオリンピックの野球日本代表、岩村さんはWBCワールド・ベースボール・クラシックで連覇を達成したV戦士です。
来月開催されるWBCワールド・ベースボール・クラシック、小久保ジャパンの王座奪還への鍵についてお話を伺いました。


まずは、岩村さんにお話を伺いました。


──いよいよ、3月7日から第4回WBCワールド・ベースボール・クラシックが開催されます。
岩村さんは、第1回、第2回大会の優勝メンバーですよね。日本代表として、日の丸を背負う重みはどのようなものなのでしょうか?


岩村:一言では言い表せないんですけど、これ以上にないやり甲斐のある使命感というか、国を代表するというのはそういうことなのかなと思うんですけど……良ければいいですけど、悪ければ戦犯扱いされてしまいますからね。
非常に重い日の丸です。

──別々の選手たちがひとつのチームで優勝を目指すという点でも、結束力が大切になると思いますが
チームがまとまるためにはどんな事が必要になってくるんですか?


岩村:イチローさんとも話し合いをしまして、食事会などをしました。
”こいつ、どういう性格をしてるのかな?”って知っておかないと、いいプレーができないですからね。
とにかく内野手で話していたのは、誰が出てもみんなレギュラーなんだから、僕たちみんなで日本の内野を守ろうということで、どこでバックアップになるかも分からないし、どこで先発で使われるかわからない。
応援しながら、みんなで日本の内野陣として頑張っていこうと、意思疎通をはかりましたね。

──岩村さんが期待している選手はどなたでしょうか?

岩村:僕は、中田翔と筒香の2人に、右と左の……どっちが4番を打つかわからないですけど、日本の4番としてチームを引っ張っていくという
中田翔の場合は、それなりに4番として経験してますけど、筒香に関してはまだまだ経験が足りないので。
そういう意味では、どちらをとるのか小久保監督にも注目しています。
彼らは選球眼もいいですから、塁に出てくれるので、その後のバッターも注目してみたいなと思います。

──毎回ゲストの方にお気に入りの1曲を伺っています。岩村さんが現役時代、勝負の前に聴いていた曲や、心の支えになっている曲がありましたら教えてください。

岩村:長渕剛さんの「絆」という歌があるんですけど、いい歌だと思います。
バッターボックスに立つ前にもかけてますし、実際に僕が2008年にワールドシリーズに行った時も、長渕剛さんのCDを試合前に聴いてました。


続いては、古田敦也さんにも、日本の戦い方について伺いました!

──古田さんはソウルオリンピックで銀メダルを獲得されています。
奪還に向けて、どのようなことが必要になってくると思いますか?


古田:日本のストロングポイントは、ピッチャーがいいんじゃないかとよく言われるんですけど、まだまだ、WBCの公式球は日本のボールと若干違うので、ストロングポイントを生かせるような段階に来てないのかもしれないですね。
ですから、11月〜1月のオフの期間で、みんな調整してきてくれてると信じて。
そんなには打てないので、ロースコアのゲームで、日本らしい隙のない、そして粘り強い試合をやってくれるんじゃないかと思います。

──近年キャッチャー不足という声もよく耳にするのですが、古田さんはどのように考えてらっしゃいますか?

古田:例えば、前回だったら阿部慎之助とか、その前だったら城島とか…打つ方でも主力で、経験豊富なキャッチャーがいてピッチャーを引っ張るようなスタイルだったんですけど。
今回は、経験で言うと嶋あたりなんですけど。絶対的なレギュラーという位置付けでは、まだない感じですよね。
そういう意味で言うと、今までのスタイルではない戦い方、キャッチャーがぐいぐい引っ張るというよりは、みんなで戦っていくようなスタンスになると思います。
逆に言うと、キャッチャーが固定してるからいいとも限らないので。というのも、今回のキャッチャーが誰になるか分からないんですけど、打順で言うとDH制があるので、9番とか8番とかになるんですよね。
チャンスになった時に、代打の切り札とかが出しやすいんですよね。キャッチャー3人とも、特に抜けてはいないけど、非常に落ちるわけではないですから。
絶対的な1人っていうわけではないから代えることもできるので、代打の切り札を早めに使うこともできますから、作戦という面では幅も広がるので、前向きに捉えることもできるんじゃないかと思います。
そのあたりも、小久保監督は考えていると思います。

──毎回ゲストの方にお気に入りの1曲を伺っています。古田敦也さんが現役時代、勝負の前に聴いていた曲や、心の支えになっている曲はありますか?

古田:野球やってた時は、いつも打席に入る時にかけてた曲は、U2の「WALK ON」という音楽なので、皆さんにぜひ聴いてもらいたいと思いますね。
細かい話をすると、アウンサンスーチーさんが軟禁されている時に、彼女に向けたメッセージソングなので、”頑張れ!”という、いろんな意味も含まれているので、ぜひ聴いていただきたいなと思います。


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