Athelete News
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16.11.26
悲願の金メダル 姉妹二人三脚の歩み
今週の「Athlete News」は、リオ・オリンピック柔道女子70キロ級金メダリスト、田知本遥選手をお迎えしました。
お姉さんの思いも背負って出場したリオ・オリンピック、頂点に立った瞬間、何を思ったのかを伺いました。



──オリンピックでの緊張感、プレッシャーは相当なものでしたか?

他人からというより自分にかけていたので、自分自身からのプレッシャーがありましたね。

──お姉さんも柔道をされていますが、やはり愛さんの存在は大きいですか?

大きいですね、姉があっての私で、小さい時から一緒に歩んできた最強のライバルでしたね。
練習も、中高生の頃はもちろん、壁にぶつかり合うくらい先生が兄妹喧嘩してるんじゃないかっていうくらい、唯一全部ガチンコでできる相手でした。

──お姉さんから、日めくりカレンダーが贈られたそうですね、どんなメッセージが書かれていたんですか?

姉だけじゃなくて、私の周りの人から写真とメッセージを集めていてそれを貼ってくれていて。
姉のページもあって、そこには手紙が入っていました。
”自分がオリンピックに行けなかった理由があるとしたら、遥をサポートすることだったんじゃないかと思う”と書いてあって、普段、絶対に言わないんですよ(笑)。
そういのが初めてだったので、グッときましたね。

──やはり力になりましたか?

なりましたね、1人で現地にいる時に”近くにいるんだな、常に応援してくれているんだな”というのを感じました。

──お姉さんは会場にはいらしていたんですよね?

そうですね。私の応援をしたいという気持ちがあるんですけど、やっぱり行くと、”自分が出たかった”という気持ちに普通なると思うんですよ。
やっぱり相当な思いがあったと思うので、私も見ているのが辛かったですね。

──愛選手に金メダルをかけていたとき、どんな会話を交わしたんですか?

それもびっくりして、お姉ちゃんが最初からずっと泣いていて。
そこまで、自分のことのように喜んでくれると思わなくて、「ハラハラした」とは言っていましたね(笑)。

──決勝の有効の技が決まってからの抑え込み、その時の気持ちはどうでしたか?

抑え込んでる時は”離さない!”という気持ちだったんですけど、それまでが死闘だったので決勝の前だけは穏やかな気持ちになりました。
”この舞台で最後まで残って戦えるって、幸せに感じないとダメだな”という気持ちになって、不思議なほど穏やかでしたね。

──毎回、ゲストの方にお気に入りの1曲を伺っています。田知本選手は音楽が好きなんですか?

大好きですね。家でテレビをつけるよりも、音楽をつけて何かしてる方が多いですね。
小さい頃から、カセットテープだった時期とか、歌詞を検索できない時代に、止めて書いて、止めて書いて、とやっていました。

──田知本選手が勝負の前に聞いている曲や、心の支えになっている曲を教えてください

この5年くらい、試合の当日にずっと聴いてる曲は安室奈美恵さんの「Get Myself Back」です。
不安な気持ちを全部取り払うような歌詞なんですね、背中を押してくれる曲です。


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