東京オリンピックでバレーボール女子日本代表のキャプテンを務めた荒木絵里香が大会後、現役を引退した。
荒木にとって4度目のオリンピックは、予選リーグを1勝4敗で、決勝トーナメント進出はならず。
競技人生の「集大成」と語り、東京オリンピックを現役最後の大会にすることを決めていた荒木は、「願った結末とは、全然違いました」と唇を噛んだ。
身長186センチという恵まれた体格を生かして、守備ではブロックを、攻撃ではクイックを主に専門とするミドルブロッカーとして活躍。
成徳学園時代は、春の高校バレー・インターハイ・国体で優勝し、高校3冠を達成。
2003年、東レ・アローズに入団すると、1年目からリーグ戦で活躍し、ベスト6にも選ばれた。
オリンピックには、2008年の北京大会から4大会連続で出場。
2012年のロンドン大会では、キャプテンとしてチームを牽引、女子日本代表の28年ぶりの銅メダル獲得に貢献した。
ロンドン大会から10か月後の2013年6月には、結婚を発表、翌年の1月に長女を出産した。
結婚・出産を機に、競技を引退する女性アスリートが多い中、荒木は、出産から5か月後、再びコートへと戻った。
子育てをしながら、2016年リオ大会、2021年東京大会と、日本代表の中心選手として活躍。
出産からの復帰を経て、36歳で引退、26年間にわたる選手生活を全うした荒木絵里香は、引退会見で、
「バレーボールを競技者として味わい尽くせた」
と清々しい笑顔を見せた。
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