●サラリーマンは300万円で小さな会社を買いなさい

「大廃業時代がやって来る」

三戸さんが、なぜ会社を買いなさいと思うのか？
それにはある社会背景があり、日経新聞が「大廃業時代」という言葉を使っています。中小企業の社長の平均年齢が約70歳、ほぼ引退の年齢。この先10年ほどで、120万社がなくなると言われているそうなんです。GDPで言うと22兆円、埼玉県がなくなる、千葉県がなくなるくらい。
その中小企業の屋台骨をしっかり支えてる日本の経済が、“ちょっと問題があるのでは？”というのが社会的な問題としてあるそうなんです。
年間3万社がなくなっているそうですが、実は半分の会社は黒字ですが、後継者がいないためたたんでいるそうなんです。

会社を初めての状態でやっていくのは大変なこと、銀行の法人講座を作るのも1ヶ月くらいかかったり……であれば、まずはキャッシュがまわっている、30年続いた会社をそのまま継続していけばいいとのこと。
そこからプラスアルファを加えたければ、そこに新規事業を乗せていけば、相当リスクが抑えられるんです。
設立1年目だと採用もしずらいですが、中小企業で何十年も働いてくれているところがいっぱいあるので、それを上手く活かしていけばいいそうなんです。

そんな、三戸政和さんの新書「サラリーマンは300万円で小さな会社を買いなさい 人生100年時代の個人M&A入門」は、講談社より絶賛発売中です。

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