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Message in the Beatles

ON AIR REPORT / 2022.10.05 update
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ブロードキャスターのピーター・バラカンさんが毎日1曲選曲。
今週と来週はMessage in the Beatlesとして、混沌とした今の時代だからこそ心に響くビートルズの楽曲に秘められたメッセージを解説してくれます。

今日お届けした曲は、
The Beatles「Revolution」 (1968)  

1965年は like a rolling stone / Bob Dylan が流行した年でもあるしディランの影響でラブソング以外の歌詞をポップソングに使うことが直接的にもかなり広がりゆく時代だった。Love Me Do リリースから今日で60年。ビートルズは65年になってもメッセージソングは歌わなかった。(普通とは趣の違うNorwegian Wood、などのラブソングがあったとしても)

 Revolutionは68年リリース。
「White Album」に収録されているものをシングル用に録音しなおしたもの。(キーが多少違ったり、テンポが速かったりする)
 
当時は、学生運動が盛り上がっている時。
若者のリーダー的ポジションだったビートルズが左派の人間からフラストレーションの眼差しを向けられ「あなたたち、何かいうことはないか?」というふうに見られていた。ベトナム戦争に反対したプロテストが毎日のように起きていたその時期に、革命というものへの気持ちを複雑に謳っている。ジョンとしても世界を変えていくことは必要だと思いつつ暴力は行き過ぎだとみている。
 
態勢が悪いという。でも、自分の考え方を変えた方がいいんじゃないの?
変革は起こしたいが、暴力はちょっと・というジョンの考え方には同意する。ただそう思いつつマルコムXの自伝を読んだときに「革命は流血が伴うものだ」と言い切っている。確かにそれもその通りだと思う。1968年の時代背景を想像しながら聞いてほしい。
  

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