ブロードキャスターのピーター・バラカンさんが毎日1曲選曲。
時代を超えて、届く、音楽のメッセージを紐解く 「Message in the Music」

今日の選曲は・・・

Julian Lennon「Imagine (feat. Nuno Bettencourt)」 (2022)

今日はジョン・レノンのバージョンではなく、息子のジュリアンのバージョンです。

ジュリアン・レノンは、この「Imagine」を絶対に歌わないというくらいの気持ちだったそうです。
もし歌うとすれば、「もうこの世の終わりだという時じゃないと歌わない」と発言していたそうです。
それで何故、今回歌っているかというと、それはウクライナを支援する気持ちがあるからということです。
皆さんご存知の通り、2月24日に始まったロシアによる侵攻は、あれから4ヶ月以上経って、どんどん泥沼化していっています。

これから一体どうなるのか？
「Imagine」を歌ったからといって、何かが変わるというわけではないが、
これを今歌おうというジュリアンの気持ちは、やっぱりわかります。

国がないことを想像してみなさい　これは難しいことではない
そのために殺すことや　死ぬこともない　宗教もない
全ての人が平和に暮らす

その言葉だけでも、すごく今、僕には響きますね。
おそらく、皆さんにも響くのではないかと思います。