大切な日に届けたいフレーズを英語でご紹介。
ECC WEEKEND CONNECTION / 2022.03.11 update
3月11日。
東日本大震災から11年を迎えた今日、みなさん、どこでどんな風に過ごしていますか?それぞれの思いが行き交う日ですよね。LOVEちゃんは、震災直後、当時14歳の相馬市の中学生と出会ったことをきっかけに、相馬への支援を始めました。
その支援とは、FM大阪のリスナーさんのメールから発足した「今日ここにいるという事ライブ」。
4年目からは大阪&東京2都市で開催し、TOKYO FMのリスナーさんは梱包のボランティアをしてくれました。そこで、6年間で6800セットの文房具を相馬の小学生に受け取ってもらい、その後3年間は相馬市教育委員会と共催になり現地でフェスに成長。たくさんの子どもたちもアーティストと一緒にステージにあがってくれました。
「なぜ、こんなに長く続けられたの?」とよく聞かれるそうですが、今日はその答えを例文にしてみました。
続けられた理由。それは?
「子どもたちの成長を毎年祝うことで、長期的に応援したかったのです。」
「I wanted to support the children in the long term by celebrating their growth every year.」
I wanted to support the children 子どもたちを応援したかったのです
in the long term 長期的に
by celebrating お祝いをすることで
their growth every year 毎年、彼らの成長を
2011年の4月にはたくさんの入学式がキャンセルになりました。
その次の年、無事開かれた入学式は、特別な思いで先生方も親御さんも参加されたそうです。ぴかぴかの一年生のはしゃぐその姿を見て、町中のおじいちゃん、おばあちゃんまでもが喜んだと言います。
さて、「今日ここライブ」を続けていた頃、200年ぶりに発見された、100%紫外線を弾く顔料が発見されたというニュースをLOVEちゃんが発見しました。
世界で200年ぶりに発見された「新しい青」の顔料は、原名「YInMn Blue(インミンブルー)」と言います。100%紫外線をはじく特性から、長期にわたり「色あせない青」になりうる世界で初めての顔料で、「長い復興を超える永遠の青になるじゃないか!」とLOVEちゃんは、その顔料を「SOMA BLUE」と呼び、「子どもたちにお絵かきしてもらう!」と思ったら?世の中にまだ絵具がなかった!
・・・ということで日本で初めてその顔料を使って「SOMA BLUE絵の具]」をクラウドファンディングで作ったのです。全国から支援が集まりました!SOMA BLUE絵具は、震災から8年ぶりの海開きでお目見えし、子供たちが描くSOMA BLUE小旗や大旗になって相馬の海を飾りました。
さらにSOMA BLUEプロジェクトは絵具だけじゃなくタイルにもなったんです。
津波が到達したエリアに作られた公園の青空ステージに飾られて、「色褪せない希望をはこぶSOMA BLUE」は地元の象徴に。さらに!地元の方々から今度「子どもたちが使えるマーカーを作って欲しい」と要請があって、今度はペンを作ることになりました。水性ペンでガラスやプラスティックなどツルツルした素材に書くと消せるペンです。
そこで、後半はこんなフレーズをご紹介したいと思います。これは、今、子どもたちに伝えたいことです。
「自由になんでもお絵かきしてね!」
「Feel free to draw anything!」
Feel free to draw 自由にお絵かきしてね
anything! なんでも!
「Feel free」はLOVEちゃんが大好きな英語。
好きにしてね、気にしないで〇〇してね、
とかご自由にどうぞ、と伝えたいときに使えます。
好きなだけ持っていって Feel free to take as much as you want.
気軽に電話してね Feel free to call me anytime.
遠慮しないでいつでも食べていいからね Feel free to eat whenever you want!
などなど。
海が大好きな相馬の子どもたちはイカやタコや魚を描くのがとても上手です。
最初の年に小学1年生だった子たちはもう高校生。
震災の年に生まれた子たちがもう小学6年生。
震災を知らずに育った子どもたちはこれから学校に入って、
また災害のことや助けあいの精神を学ぶでしょう。
みんなもこれからも、青い空の下のびのびと、たくさんの夢を描いてほしいと思います。
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