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以上」や「超える」、さらに「以下」や「未満」など範囲を表す言い方を英語でどう表現する?

ECC WEEKEND CONNECTION / 2022.02.25 update
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今年の4月から、成年年齢が18歳に「引き下げ」になります。
これまで「成人」は20歳でしたが、4月以降、成人として扱われるのは18歳からということになります。

これは、選挙権年齢が18歳に引き下げられたことや、国際的にも成年年齢は18歳が主流であることなどが主な理由となりますが、「成年」の定義が見直されることとなるのは、およそ140年ぶりとのことです。では、どんなことができるようになるのか?というと・・・

・親の同意を得ずに、自分の意思で様々な契約ができるようになります。
(携帯電話の契約やクレジットカードを作るときなど。)

・飲酒や喫煙、競馬・競輪などはこれまでと同様、20歳までは禁止。
(「お酒は20歳になってから。」のフレーズはこれまで通りですよ。)

そして気になる「成人式」。
多くの自治体は、これまでどおり「20歳」を祝う式典を、2023年以降も行なう予定だそうです。ただ、新たな名称で実施するというケースもあるようで、例えば、東京都世田谷区や杉並区は、現在の「新成人のつどい」から、「二十歳のつどい(例)」などと改める方針です。

「20歳以上、20歳未満」そんな風に話していた話題が、これからは、「18歳以上、18歳未満」と言うようになるわけですが、今日はこの「以上」や「超える」、さらに「以下」や「未満」など範囲を表す言い方を英語でどう表現するか、学んでいきましょう。

まず、「以上」と「超える」の違いは、日本語でも混乱しやすい表現のため、一度整理をしておきましょう。

「○○以上」と表現する場合は、○○に入る数字もその範囲内に含まれます。
例えば、日本語で「10以上」と表現するとき、「10」もその範囲に含まれます。そのため「10以上」は「10とそれよりも大きい数」のことを表します。一方で「○○を超える」と表現する場合は、○○に入る数字はその範囲には含まれません。

例えば、日本語で「10を超える」と表現するとき「10」は含まれません。「10を超える」は「10よりも大きい数」のことを表します。
「以上」と「超える」は一見同じような表現に思えますが、含まれる範囲は異なるということをまずは改めて頭に入れておきましょう。

そしてもちろん、英語でもこの表現の違いをしっかりと使い分ける必要があります。

まず「以上」。
英語では「○○かそれより大きい数」の意味にあたる“○○ or more”という表現をします。例えば「10以上」という言葉を英語で表現したいときは「10かそれより大きい数」という意味の“10 or more”となります。

また、“over”“above”を使って表す場合もあります。
“more”は量や人数などについて言うときに、“over”“above”は年齢や温度、速度などについて言うときに使われることが多いです。

ですので、「10以上」は・・・
“10 or more”や“10 or over” 、“10 or above”

となります。

では、「超える」は?というと・・・
「○○を超える」は、英語で“more than ○○”“over ○○”と表現します。

例えば「10を超える」と表現したい場合は“more than 10”または“over 10”となります。
“more than”は量や人数などについて言うときに、“over”は年齢や温度、速度などについて言うときに使われることが多いです。
“more than ○○”や“over ○○”と言う場合、○○の数字は範囲に含まれまず、それよりも大きな数を指しますので、注意しましょう。

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では、後半は「以下」と「未満」の違い。
こちらも混乱しやすいポイントなので、まずはその違いからおさらいしましょう。

「○○以下」と表現する場合は、◯◯に入る数字も範囲のうちに含まれます。例えば、日本語で「10以下」と表現するとき、「10」も範囲に含まれます。そのため「10以下」は「10とそれよりも小さい数」のことを表します。

一方で「◯◯未満」と表現する場合は、○○に入る数字は範囲には含まれません。例えば、日本語で「10未満」と表現するとき、「10」は含まれません。「10未満」は「10よりも小さい数」のことを指します。

では、「以下」を英語で言うとどうなるでしょう?
英語では「○○かそれより小さい数」の意味にあたる“○○ or less”という表現をします。例えば「10以下」という言葉を英語で表現したいときは「10かそれより小さい数」という意味の“10 or less”になります。

また、“under”“below”を使って表す場合もあります。
“less”は量や人数などについて言うときに、“under”“below”は年齢や温度、速度などについて言うときに使われることが多いです。

ということで「10以下」は・・・
“10 or less”や“10 or under” 、“10 or below”
となります。

では、「未満」はどうでしょう?
「○○未満」は、英語で“less than ○○”“under ○○”“below ○○”と表現します。
例えば「10未満」と表現したい場合は、“less than 10”“under 10”または“below 10”となります。

“less than”は量や人数などについて言うときに、“under”“below”は年齢や温度、速度などについて言うときに使われることが多いです。“less than ○○”や“under ○○”と言う場合、○○の数字は範囲に含まれず、それよりも小さな数を指します。これらを押さえて、ぜひ会話の中に取り入れてみてください。

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