「We Are The World」をきっかけにした英語の勉強。
ECC WEEKEND CONNECTION / 2022.01.28 update
今日、1月28日は音楽史に残るチャリティー・ソング「We Are The World」のレコーディングがおこなわれた日です。
1985年1月28日、場所はハリウッドのA&Mスタジオ。プロデューサーは、クインシー・ジョーンズ。作詞・作曲はマイケル・ジャクソン&ライオネル・リッチー。参加アーティストは、ポール・サイモン、ティナ・ターナー、ビリー・ジョエル、ダイアナ・ロス、ブルース・スプリングスティーン、ケニー・ロギンス、ダリル・ホール、ヒューイ・ルイス、シンディ・ローパー、ボブ・ディラン、レイ・チャールズなどなど、アフリカの飢餓救済のために、80年代を代表するアーティストが集まりました。レコーディングは12時間弱にわたり、なんと翌朝8時まで続いたそうです。
そして、この楽曲は1985年3月7日にリリースされ、最終的に全世界で2000万枚以上のセールスを記録し、80年代最大のベストセラーとなりました。そして、アフリカおよびアメリカの人道支援に、6300万ドル以上もの募金を集めました。
しかし、スター同士の集まり。「私は一人でやりたい!」「一緒にスタジオに入りたくない!」ということも、あったかもしれません。スタジオの仕切りが大変だったという話もあります。ちなみに、プロデューサーのクインシー・ジョーンズのもと、大スターたちが集まったわけですが、アーティストたちが集まった部屋には、「ドアの前で自分のエゴをチェックするように」という文言が、あったそうです。笑
では、ここで、こんなフレーズを覚えてみましょう。
「これだけの人数、まとめるの大変だっただろうね!」
「It must have been hard to put together this party!」
It must have been hard 大変だっただろうね
to put togetherまとめるのが
this party! これだけの人数を!
今日のポイントは最後のpartyですね!
誕生日パーティー。記念日のパーティー。
いわゆるパーティーと同じスペルですが、グループという意味になります。
今回は、this party, これだけの人数のグループを。という使い方。
何名様ですか?で、How many in your party?
つまりHow many people?と同じことですがそんな使い方も。
また、民主党や共和党の、「党」のことをpartyとも言います。
御一行様、というニュアンスがあるので、
今回のような大人数、レコーディング御一行様とよんでもいいでしょう。
It must have been hard to put together this party!
さて、80年代には「We Are The World」が誕生しましたが、2019年には、現代版「We Are The World」とも言える曲が誕生しました。それが、チャリティーソング「Earth」。
4月22日のアースデイ(地球の日)を前に、気候変動など地球が危機に瀕している深刻な状況への関心を高め、地球のために立ち上がることを呼びかけるラッパーのリル・ディッキーによる、チャリティー・シングルです。参加アーティストは、ジャスティン・ビーバー、アリアナ・グランデ、ケイティ・ペリー、エド・シーラン、シーア、マイリー・サイラスなど、“今”の音楽シーンを代表するアーティストたち。(*MVにはレオナルド・ディカプリオも参加しています。)
Rolling Stone誌でのインタビューでリル・ディッキーは、レコーディングについて「間違いなく”We Are the World”のような感じではなかった」。そんな風に語っています。笑
「We Are the World」は、40人を超える大物アーティストを近くのレコーディング・スタジオに移動させ収録していましたが、「Earth」は一堂に会することはなく、半数は各自のスタジオで、残りの人はメールだったそうです。
他にも驚いたのが、ショーン・メンデス、アリアナ・グランデ、バックストリート・ボーイズ、ミゲルが出演するコンサート会場に行って、アリアナ・グランデの楽屋にレコーディング用のブースを作って、それぞれレコーディングを行ったこともあったそうです!
では、ここで、このレコーディングについて、ちょっと頭によぎったこんなフレーズを覚えてみましょう。
「今回は、トラブルはなかったかな?」
「Did everything go all right this time?」
go all right いい感じ。問題なし。
all rightの部分を変えて、
Did everything go OK?
Did everything go well?
Did everything go fine?
と言ってもいいですし、
もっとカジュアルに言うなら、
Didを省略して
Everything go all right?
でもOKです。
ただ、いつも言うように、英会話、いろいろな表現が可能です。
No trouble? 問題なかった? でももちろん問題ないし。
他にも、
I guess there was no trouble. 問題はなかったっぽいね。
They say it went smoothうまくいったって言ってたよ。
いろんな答え方が考えつきます。活用してくださいね!
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