4月1日は、2009年にイギリスのオーディション番組で美しい声を披露し、一躍、時の人となった、“あの”スーザン・ボイルの誕生日でした。教会のボランティアを務めながら、自宅で猫と過ごす日々を送っていた、当時47歳だったスーザン。亡きお母様の「あなたの歌声は本当に素敵。歌手の道にチャレンジしてみなさいよ。」そんな言葉を信じて、イギリスの新人発掘オーディション番組、「ブリテンズ・ゴット・タレント」を受けたんですよね。

彼女の人生はオーディション番組によって大きく変わったわけですが、そんなオーディション出身のアーティストは他にもたくさんいて、例えば、こちらもイギリス、人気オーディション番組「Xファクター」出身なのは、リトル・ミックス！新世代のスーパー・ガールズ・グループとしてデビューした彼女たち。現在はメンバーの脱退などもあり3人で活躍していますが、イギリス最大のポップ・アイコンなどとも呼ばれました。他にも、「Xファクター」という番組は、たくさんのアーティストを世界に送り出していますが、一度は脱落したものの、その後、見事な返り咲きをしたのが、ワン・ダイレクション！

そう、実はもともと、それぞれ個人で参加していた、いわゆるライバル同士のメンバーだった1D。審査の過程で全員脱落したものの、その直後、5人に可能性を感じていた名物審査員、サイモン・コーウェルの指示でグループが結成されました。他にも、オリー・マーズ、レオナ・ルイス、ケリー・クラークソンなどなど、オーディション出身のアーティストって意外に多いんです。

では、今日はそんなオーディション番組を見ていたらつい、つぶやいてしまいそうな、こんなフレーズを覚えてみましょう。

「一生懸命に努力すれば、報われる。」
「Hard work pays off.」

利益や効果を生む、という意味の「pay off」
一生懸命な努力は無駄にならない、
ちゃんと実を結んで効果が返ってくるという、ナイスフレーズ！

また、払い終えた、完済した！という使い方もできる「pay off」

アメリカでは本当に大変な学生ローン。
社会人になってからも、
なんなら30代になってからも大学の授業料をしばらく払い続けている人も珍しくないです。
完済したときには、I paid off my student loan!!と、心から誇りに思うようです。



さて、最近のオーディションといえば、ソニーミュージックと、JYPの合同オーディション・プロジェクト「Nizi Project」から生まれたNiziUではないでしょうか？オーディションが進行していく中で飛び出る、プロデューサーJ.Y. Parkの名言の数々！自分がオーディションに出演しているわけではないのに、励まされたり、叱咤激励されている感覚になった方もいたかもしれません。

では、今日はそんなJ.Y. Parkが、NiziUのオーディション中に、メンバーに伝えたこんなフレーズをピックアップ！

「言葉や行動の謙虚ではなく心の謙虚。」
「What counts is a humble heart, not just modest words or actions.」

この言葉、覚えている方も多いのではないでしょうか？

J.Y. Parkさんのこのフレーズですが、
「大切なことは謙虚な心であって、ただ控えめな言葉や行動ではない。」という意味ですね。

「謙虚な」という意味を表すのに今日は2つ言い方を覚えてください。
「humble」そして 「modest」

どちらも
He is a humble man.
He is modest.

などと、人の謙虚さを表現する言葉ではあるのですが・・・、

「humble」は、だれもが等しい価値を持ち、自分だけが優れていると考えない、
「偉ぶらない、おごらない」という内面的な心の謙虚さを表す言葉です。
「modest」は、自分の達成したことを吹聴しない控えめな態度や言動を表す言葉です。

今回の例文も、言葉や行動が控えめであるかどうか、の表面的なことではなく、
心からの謙虚さがあるかどうか。

What counts is　大切なことは
a humble heart, 謙虚な心であって、
not just modest words or actions. ただ控えめな言葉や行動ではない。

上辺だけじゃない謙虚さの教えをくれるフレーズです。

▼ポッドキャストはこちら