成人式で、言った?言われた?
ECC WEEKEND CONNECTION / 2021.01.08 update
1月11日は成人の日です。
今年は残念ながら式をあげることができないという方もいると思いますが、そもそも日本には、古来から成人を祝う通過儀礼があり、今のような成人式のスタイルになったのは、1946年に埼玉県で行われたお祭りがルーツになっていると言われています。終戦後、未来を担う若者たちに希望を持って欲しいと、埼玉県、蕨市(*当時は、蕨町)の青年団長によって企画されたんだとか。これが、全国に広まり今日の成人式となったそうです。
では、そんな成人式で、このフレーズを言った/言われた方はいらっしゃいますか?
「ぜんぜん誰かわかんなかったよ!」
「I couldn't tell it was you!」
I couldn't tell わかんなかったよ
it was you 君だと
(綺麗になったね!ずいぶん変わったね!君だってわかんなかったよ!って、以前がどんだけよ、と軽く失礼な気もしますが、笑。)
となるわけですが、原型はI can tell というフレーズ。
直訳すると「私は言うことができる」ですが、そうじゃなくて、
雰囲気や空気、見た目を感じ取って
「ああ、わかるよ」と言うときに使うフレーズなのです。
A 「いいことあったでしょ?」
B 「なんでわかるの?」
A 「みりゃわかるよ」 →の、I can tell
これを応用しまして!
成人式で久々に会った人、雰囲気が変わっていて、
ぱっと見ただけじゃ君だってわかんなかったよ!
そんな時には過去形にして、
I couldn't tell it was you!
となります!
さあ、日本の成人式について触れたところで、
世界に目を向けてみましょう。
日本では「20歳」が大人の条件ですが、
国によって成人を迎える年齢に違いがあります。
特に若いのはサウジアラビア。15歳が成人の年齢。
そして、16歳が成人と認められるのは、イギリス、スコットランド。アメリカやカナダは、州によって異なりますが、主に18歳。オーストラリア、ドイツ、オランダ、フランス、スイス、ノルウェー、インド、メキシコ、中華人民共和国なども18歳が成人。一方、日本と同じ20歳が成人とされるのはタイや台湾。
さらに、成人の儀式も、その国独特のスタイルがあります。
牛の背中に次々に飛び乗って、何往復もしたり、驚きの儀式が世界にはたくさん存在します。
そう考えると、日本の成人式は地味なくらいかもしれません。初めての振袖やスーツを着たり、久しぶりに再会した、かつての同級生と戯れたり、そんなイメージの日本の成人式。もしかしたら、こんなフレーズでドキッとした思い出がある方もいるかもしれません。
「あいかわらずキレイだね!」
「You are as beautiful as ever!」
短い文ですが、ぎゅぎゅっと意味が詰まっています。
最後のas のあとに何がくるかによって印象が変わります。
as usual 普段通り
→事実を述べる
as always いつものように
→きちんと褒め言葉になる
as ever あいかわらず、もしくは今までで一番
→とりあえず言われて一番嬉しいやつ!!!笑
褒めるときにはぜひ、as everでお願いします。
また、
変わらないね! You never change!
年取らないね! You never age!
このあたりはカジュアルに使えます。
最後に多少キザなのもついでに。
You are just as I remember.
覚えている通りの、君だよ。
このフレーズは、20歳が言っても響かないので、笑、
ロマンスグレー還暦くらいまでとっておいてください!
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