アメリカ英語とイギリス英語。
ECC WEEKEND CONNECTION / 2020.11.13 update
秋も深まってきましたが、そんな「秋」には、「fall」と「autumn」、2つの言い方がありますよね。今日はまず、この「fall」と「autumn」の違いについて学んでみましょう。
同じ秋でも、「fall」はアメリカ英語。「autumn」はイギリス英語。
「fall」は秋を連想する「the fall of the leaves=落ち葉」から、もともとはイギリスで生まれた言葉で、1600年代に短縮されて秋を意味する「fall」になりました。
秋を「autumn」として使っている主な国は、イギリス、オーストラリア、ニュージーランド。「fall」として使っている主な国は、アメリカ、カナダなどですが、今は、日常会話などカジュアルな場面に「fall」、ニュースなどでは「autumn」が使われることが多いようです。
そんなことを踏まえて、今日覚えておきたいフレーズがこちら。
「同じ英語でも違いがあるんだね。」
「It's the same English, but there are differences in dialects.」
前半後半に分けて見てみると、
It's the same English, but
同じ英語だけど
there are differences in dialects.
方言に違いがあるんだよ。
方言は「dialect」といいます。
発音の違いや話し方の違いのこと。
同じ英語でもイギリスとアメリカは違いますし、さらにイギリスとアメリカ内でも、細かい発音などは各方言で違います!
「differences」 違い
「dialect」 方言
この二つの単語もこの機会に覚えてくださいね!
「fall」はアメリカ英語。「autumn」はイギリス英語ですが、他にも、アメリカとイギリスの単語にはいろいろ違いがあります。
例えばこちら。
携帯電話は、
アメリカでは、「cell(ular) phone」。
イギリスでは、「mobile (phone)」。
地下鉄は、
アメリカでは、「subway」。
イギリスでは、「underground」。
ズボンは、
アメリカでは、「pants」。
イギリスでは、「trousers」。
ショッピングセンターは、
アメリカでは、「mall/shopping center」。
イギリスでは、「shopping centre」。
エレベーターは、
アメリカでは、「elevator」。
イギリスでは、「lift」。
さらに、ややこしいのがエレベーターの階数。
イギリス英語でビルの「1階」は「first floor」ではなく、「ground floor」。
イギリスのエレベーターに乗ると「1階」はほとんどの場合、ground floorの頭文字の「G」か「0」と表記されています。「first floor」は日本で言う2階のことを指します。アメリカ英語は日本語と同じく「first floor」が1階になります。
では、ここで覚えたいのがこんなフレーズ。
「あなたはどっち派?」
「What side are you on?」
イギリスとアメリカ
お茶とコーヒー
犬と猫
阪神と巨人
世の派閥はそれぞれの分野で尽きません!笑
What side are you on?
なら、どっち派?どっち側?どっちの味方?
そんなふうに聞きたいときに使えます。
チョイスが二つだけなら、「Which」。
二つ以上なら、「What」。
また、応用として誰の味方なの?と聞くときには、
What side are you on?
Which side are you on?
Whose side are you on?
また、以前ご紹介しましたが、「Are you a dog person or a cat person?」のように「person」を使った言い方もありますので、ぜひご活用ください!
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