早春の東京代官山。まだひんやりと涼しい夕暮れ。新しくオープンした蔦屋書店のカフェラウンジに人だかりが出来ていました。

でもそれは、カフェのざわめきという心地よい空気を乱さない程の、ささやかな集いのようでした。壁には書架がならび、絨毯の上には、皮張りのソファにランプ。そしてグランドピアノ。どこか古い大学の教室のような、懐かしい空気がゆらぐ場所で開かれたのは、まさに教授、あの坂本龍一さんのトークライブ。

坂本さんの監修によってリリースが続けられている全30巻の音楽の博物誌コモンズスコラ!その第10巻フィルムミュージックの発売を記念して行われた特別トークイベント。そのゲストに、なんと鈴木さんが招かれたんです。そんなかなり学術的なイベントに、チャンバラとヤクザ映画育ちの鈴木さんがいったいどんな話をするのか?



ちょっぴり心配なんですが、ジブリ汗まみれ、今回はスペシャルプログラム!
来週5月30日に発売される、坂本龍一監修コモンズスコラVOL.10
フィルムミュージックをめぐる、坂本龍一と鈴木敏夫の対話。
ノンストップ59分22秒。

映画を愛するおふたりのゆたかな対話の空気をそのままお伝えしたいと思います。



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その夜、帝国ホテルの宴会場の入り口にダースベイダーがいました。

でも、ベイダー卿は、その夜の主人公ではありません。
ま、ダースベイダーも、世界中に数えきれないほどいる、彼の友人のひとりってところでしょうか?さすがのベイダー卿も、その人のそばはないると、なんだか小さく見えるのは気のせいでしょうか?この夜の宴の主人公は、何者だとおもいますか?

彼の名前は古澤利夫。たぶん、ほとんどの日本人が古澤利夫さんのことを知らないと思います。でも、ほとんどの日本人が、古澤さんの仕事のおかげで、一生の宝物となる映画とめぐりあっているはずです。でも彼は、映画監督ではありません。古澤利夫さんは、実は、ただの映画の宣伝マンなんです。
宣伝マンというのは正確じゃないかもしれません。スターウォーズそしてタイタニックを日本で大ヒットさせた古沢利雄さんは、映画宣伝の神様だからです。

ジブリ汗まみれ、今夜は、その神様がこの四月に出した本の出版を祝うパーティー会場へあなたをご案内したいと思います。
本のタイトルは、『明日に向かって撃て!』そしてサブタイトルはこう謳ってい
ます。『ハリウッドが認めた!ぼくは日本一の洋画宣伝マン!』いったい何が日本一なのか?どうしたら日本一になれるのか?その夜、パーティー会場をめぐると、その素敵な秘密が少しづつわかってきました。

オンエアより8分長い特別編集版でお届けします。



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この世界に響いた最初の音楽は、動物の鳴き声だったといいます。

森の奥から聞こえてくるその不思議な音楽は、動物が死ぬときに発する声だと言われています。
まるで、魂を空に返すように、動物は最後のチカラでカラダから声を放つ。
だから、カラダから放れた瞬間に、声は私という存在からも離れて、深い闇に帰ってゆく。誰のものでもない、けれど誰のものでもある。
だから、声は、いまも人と人をつなぐことができるというのです。

LISTEN!暗闇から聞こえてくるものに耳を澄ます。
いや、暗闇を聴く。

ジブリ汗まみれは、女優山口智子さんがプロデュースする暗闇への旅にに同行しました。
BS朝日のドキュメンタリー番組LISTENとカルチャーマガジンSWICHとのコラボレーションによって刊行されたムック、LISTEN。
この本の取材で、山口さんは、高畑勲監督、鈴木さんを連れて、奈良の春日大社をたずねました。
おん祭りと呼ばれる、暗闇の祭りを体験するためです。
LISTENという言葉のとおり、山口さんも高畑監督も、鈴木さんも、じっと、声に耳を澄ませました。

48分の特別編集版です。



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出演はスタジオジブリ鈴木敏夫、高畑勲監督、女優の山口智子さんでお送りします。