お盆のれんが屋には、鈴木さんのふるさと名古屋の方々が集まっています。
やはり名古屋出身、アリエッティで、小人たちの暮らす古い家の、女主人を演じた竹下景子さんが、名古屋のメディアの方々と一緒にやってきたからです。

アリエッティの原作「床下の小人たち」は、第二次世界大戦直後の荒れ果てたイギリスで書かれました。さその物語が出版されたのは、1952年とも53年ともいわれていますが、それは床下にあるかもしれない世界のことが、どんどん忘れられてゆく時代でした。
人々が刺激ばかりを求めて、ひたすら物を消費するばかりの時代!

偶然なんですけど、そのアリエッティの物語が書かれた1953年は、竹下景子さんが生まれた年でもあります!
きっと、そんな時代に生まれたからこそ、竹下さんは、子どものときに感じたことを忘れないようにして生きて来たのかもしれません。