川瀬良子のあぐり紀行

毎週月~木 JFN38局ネットで
お送りする「あぐりずむ」。
タイトル ライン 川瀬良子が全国の様々な地域を訪れ、
レポートをお届けします。

北海道あぐり紀行 in 十勝

2017年7月31日放送

日本の畜産農家を支える陰の立役者「JA全農ET研究所」

「本来、牛は人間と同じで1個しか排卵しません。
そこで、ホルモン剤を使って、複数個排卵させた雌牛に人工授精を施します。
そうすることで、受精卵が複数個できるわけですね。

で、その受精卵をいったん体外に取り出して、その中から良質なものを選抜します。
そして、そのうちの1~2個を再び雌牛の体内に戻して、
残りの受精卵は畜産農家さんに販売する、というものです。」

「おいしい黒毛和牛は、本来、限られた牛からしか産まれません。
ですので、他の牛を借りてでも多く産ませたいんです。
牛の発情周期は20日。もし受胎しなければ、その20日間のエサ代がロスになります。
そこで、“受精卵移植”という技術を使って、確実に産まれる手助けをしている、というわけなんです。」

牛は自然に妊娠しているわけではなかったんですね!

北海道の自然