サラリーマンから転身して農業の道を歩んでいる方がいると聞いて、
川瀬良子、会いに行ってきました!
十勝池田町でタマネギの生産農家を営む、田淵さんです。
見渡す限りのタマネギ畑!
これ全部、田淵さんのエリア。
年間200tから300tの玉ねぎを生産しています。
これでも平均的な生産者さんの土地と比べると、
規模は小さい方なんだそうです。
やはり北海道はスケールが違いますね!
田淵さん、もともと本州で
食品関係のサラリーマンをしていました。
食品を扱う仕事の中で、
その原点である“農産物”を考えるようになり、
自分でも作ってみようと決心。
奥様のご実家の畑を継ぐ形で
10年前に就農したんだそうです。
その原動力となったのが、
「人生一度きり」という気持ち。
タマネギ畑の真ん中で青空インタビューの始まりです。
都会からの新規就農。
地元の皆さんの反応はどうだったのでしょうか?
「最初、自分の方が構えていたけど、
皆に歓迎されていろいろ教わりました。」
田淵さんの笑顔からは、十勝池田町への想い、
そして、農業への情熱が溢れています。
「秋に収穫する瞬間が一番楽しい。
それまで大事に手にかけてきたタマネギをコンテナに積んで、
並べるところを見るのが最高に幸せなんです。」
田淵さんのタマネギ、もう絶対おいしいですよね!
サラリーマン時代、
日本の食料自給率が低いという現状を
悔しく思っていた田淵さん。
今、それを少しでも上げるつもりで日々、
タマネギを作り続けているといいます。
“入ってない料理はない”と言ってもいいくらい、
タマネギは私たちの身近にある食材。
そんな食材を作っていることに喜びを感じ、
人の作ったタマネギをスーパーで見かけると、
つい観察してしまう・・・。
“売る側”から“作る側”になってみて、タマネギに対する見る目の変化を楽しそうに話してくれました。
「人生一度きり」という思いで、都会のビジネスマンから北海道の農家に転身。
田淵さんの夢はまだまだ続きます。
エゾシカ、キタキツネ、タンチョウ・・・。
畑にはいろんな動物たちもやってくるんだそう。
どこかにいないかなぁ~。