赤いトウモロコシ “大和ルージュ”
オンエアレポート
今回はこちらに注目します。2022.11.10
「赤いトウモロコシ “大和ルージュ”」
今回のイノベーターは、奈良県の種苗メーカー「大和農園」の金子久美さんです。
「大和ルージュ」は、大和農園が開発した、新たな品種の赤いトウモロコシ。
そもそも、なぜ、赤い品種のトウモロコシを開発したのでしょうか?
「一般的にスイートコーンといえば、
黄色、バイカラー、白色のトウモロコシが主流となっておりますが、
食卓を彩るのに“赤色”は欠かせない色だと思います。
また、赤といえば、
情熱の赤、元気の赤、何か、赤色から得る印象としては活力を連想させます。
赤いトウモロコシを見て、その色に驚き、
栽培してみたい、料理してみたい、食べてみたいと考え、
皆さんが笑顔になれるのではと思い、開発しました」
紫に近い、深い赤色という印象を受ける、大和ルージュの色。
この色は「アントシアニン」という成分だということです。
優しい甘さで、
一般的なスイートコーンにはない、ポリフェノールが豊富に含まれているのが特徴。
金子さんは
「美容と健康に良い点では際立っていると思う」と、お話されていました。
食べる際の加熱方法は、“茹でる”以外を推奨。
「赤色の成分アントシアニンは水に溶けやすいため、
茹でると赤色が流れ出て、色落ちしてしまいます。
そのため、茹でず、レンジで加熱、蒸す、焼く、揚げるなどで
召し上がっていただきたいです」
おすすめの食べ方は「お米と一緒に炊く」でした。
「大和ルージュは、
実だけでなく芯の部分も赤色で、栄養も豊富に含まれています。
赤色の成分が水に溶けるということを利用して、
芯と実を一緒にご飯と炊いていただくと、
芯から出る赤い煮汁で、
まるで、お赤飯のような“トウモロコシご飯”に仕上がります」
金子さん、大和ルージュと絡め、
日本の農業について、前向きな話もされていました。
「大和ルージュのような今後の農業に彩りをそえる目新しく、
ワクワクできる新たな品種の開発を積極的に行っていき、
これからの農業を盛り上げていく、お手伝いができればと思っています」
大和ルージュの種は、今年の10月に販売開始されたばかりで、
農家さんは来年3月以降に種を蒔くので、来年6月頃から収穫が始まる予定です。
インスタ映え間違いなしの“赤いトウモロコシ”、早く、食べてみたいですねー。
大和農園は
インスタグラムやツイッターなどSNSでの発信にも力を入れています。
大和ルージュの鮮やかな赤がたくさん投稿されていますので、
皆さんも、ぜひ一度、チェックしてみてください。