気軽に農業ワーケーションができるサービス『ののの』
オンエアレポート
今回は、こちらに注目します。2024.08.15
「気軽に農業ワーケーションができるサービス『ののの』」
今回のイノベーターは
北海道大学の大学院生で、「Perma Future(パーマ・フューチャー)」の代表取締役、池田航介さんです。
池田さんの会社が2023年7月にリリースした農業ワーケーションのサービス「ののの」。
これは「No 農 No Life」を略した言葉で、込められた意味は「農のない暮らしはない」。
池田さんは
「私たちの暮らしは農を起点に成り立っており、みんなで農をしていこうという願いが込められています」と
お話しされていました。
「ののの」は、どのようなサービスなのでしょうか?
「気軽に半農半Xができるサービスです」
「1日3~4時間のお手伝いに対し、農家は宿泊場所を提供するというもので、
参加者は2週間まで一律7700円で何日でも滞在できます」
「『ののの』のインスタグラムやwebサイトで行きたい農家さんを見つけ、webサイトから申し込みをします。
いただいた情報をもとに農家さんにアプローチし、受け入れが問題なければ、メールでおつなぎしています。
現在80件の農家さんの受け入れが確定しています」
どのような思いがあって、このサービスを始めたのでしょうか?
「どこの地域も人口減少で、農家さんは人手不足という中で、
もっと気軽に農村に行ったり、農に触れられる機会があってもいいのではないか、という思いから
もっと身近に農に触れられる社会をつくっていくために始めました」
池田さんご自身は、長野のりんご農家さんや和歌山のみかん農家さんでお手伝いをした経験があり、
そのとき、感じたことについて
「農の魅力をとことん感じました。農家さんによって哲学や思いは異なり、それがとても面白かったです。
また、自然に触れ、作物に触れることで食のありがたさや、自然と生きていくことの大切さを学びました」と
お話しされていました。
「ののの」の参加者と農家さんは、それぞれ、どのような感想を話しているのでしょうか?
「農家さんは、人手が得られて助かったという声や都市の方や若者と交流することができて、
よい機会になったという声をいただいています」
「参加者は、普段、都心でこもって仕事をしているのでリフレッシュできたという声や
農業の現場に初めて行って新鮮だった、農業の厳しさを感じたなどの声をいただいています」
このサービス、今後はどのような展開を考えていますか?
「今後、全国で受け入れ農家と利用者を共に増やしていき、土日は旅行じゃなくて農業しよ!と言えるほど
気軽に農に関わることができる社会をつくっていきます」
池田さんが「半日は自由なので観光もできます」とお話しされていた、このサービス。
農に触れたい、そして観光もしたい、という方は、ぜひ「ののの」のwebサイトをご覧になってみてください。
「ののの」webサイト
https://nononolife.com/