“農業の楽しさ”を伝える絵本をつくるプロジェクト
オンエアレポート
2024.07.04
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「“農業の楽しさ”を伝える絵本をつくるプロジェクト」
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今回のイノベーターは
NPO法人AGRI BATON PROJECT(アグリバトンプロジェクト)の代表、横田祥さんです。
横田さんは農家さんで、茨城県龍ケ崎市にある横田農場でお米を生産されています。
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「AGRI BATON PROJECT」とは、どのようなプロジェクトなのでしょう?
「農業を子どもたちの憧れの職業にすることをめざして、農業女子からスタートしたプロジェクトです」
「『農業は楽しい!』を子どもたちへ伝える絵本『あさごはんのたね』を製作・出版し、
地元の農業者による食農教育活動を全国展開するオンラインコミュニティです」
「2020年にお米農家の私と、ブルーベリー農家さんとネギ農家さんの3人でスタートしまして、
現在は北海道から沖縄まで全国に150名のメンバーさんがいます。
農家さん以外にも農業を応援してくださる野菜好きの方がたくさん登録してくださっています」
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「農業の楽しさを子どもたちに伝えたい」と思ったのは、どうしてなのでしょう?
「今、日本の各地で農業の担い手不足が深刻な課題となっていまして、
私たちのような一農家にもできることをはじめたいと思い、
各自の地元で地元の子どもたちへその土地の農業の魅力を伝えています」
農業の楽しさを伝える手段として、なぜ、絵本を選んだのでしょうか?
「絵本は誰にでも身近で、誰にでも簡単に読み聞かせすることができ、
子どもたちにとっても身近なツールなので、絵本にすることにしました」
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絵本『おいしいまほうのたび あさごはんのたね』は、
男の子と女の子が畑の妖精「はたぽん」と一緒に、畑や田んぼを旅して、成長するものがたりです。
作と絵は、茨城県在住でご自身でも畑をされている絵本作家の小林由季さん。
原案はAGRI BATON PROJECTで全国の農家さんに農業の魅力をインタビューして考えたということです。
この絵本で、どのようなことを伝えようと思ったのでしょうか?
「いつも食べている朝ごはんは、どんなところで育っているのか。
畑や田んぼは生きものがたくさんいて、春夏秋冬があって、とても魅力的で楽しい、ということです」
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この絵本を読んだ子どもたちは、どのような感想を話していますか?
「絵本を読むだけでなく、農家さんの野菜のお話をしているので、
『この野菜たべたい!』と言ってくれる子も多く、ダイレクトに効果を感じています」
その感想を聞いて、どのようなことを感じましたか?
「野菜嫌いの子も、きっかけがあれば食べてみようと思います。
まずは野菜や畑、農家を身近に感じてもらうことが大切です」
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絵本の第2弾を出す予定はあるのでしょうか?
「現在、『いのちをいただくこと』をテーマにした牛農家さんの絵本を制作中です。
また、第3弾として果樹農家さんの絵本も考えています。
あさごはん、よるごはん、おやつ、ひるごはんの4冊は出版したいと思っています」
横田さん、第2弾以降の絵本も楽しみです。
そして、農業の楽しさを子どもたちに伝える活動、これからも応援しています。
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