365日 大葉を食べる人
オンエアレポート
今回、注目するのはこちらです。2024.05.30
「365日 大葉を食べる人」
今回のイノベーターは、愛知県のJAひまわりで営農指導員を務める、佐藤光さんです。
佐藤さんは、去年11月8日(語呂合わせで1108=いい大葉の日)から、
インスタグラムに「365日 大葉を食べる人」というアカウント名で投稿を始めました。
これには、どのような思いがあったのでしょうか?
「大学に講義にいった際、もっと大葉を身近に感じてもらえる方法を考えてもらいました」
「そこで学生さんのアイディアで、1か月間、大葉を食べ続ける動画を投稿するというアイディアがあり、
なぜか365日大葉を食べることにしてしまいました」
どのような投稿をしているのでしょうか?
「日本で一番、大葉の食べ方が分かるアカウントとして、
誰でも簡単に真似できる大葉のレシピや使い方などをショート動画として投稿しています」
たとえば、どのようなレシピがありますか?
「パスタやおにぎりなど定番なものから、油淋鶏などの中華料理、
時にはぜんざいやチョコレートなど、奇をてらったレシピも投稿しています」
大葉のレシピを投稿し続けることについて、どのようなところに苦労していますか?
「常にネタ切れになりそうになっていることです」
「ネタ切れにならないように、テレビを見ていても、買い物をしていても、スマホをいじっていても、
『何か大葉に合うものはないかな?』と考えています」
JAひまわりの管内では、大葉の生産は盛んに行われているのでしょうか?
「JAひまわりで大葉を生産しているのは18名です」
「愛知県全体では100名以上が生産していて、
JAひまわり管内の豊川市のほか、豊橋市、田原市で全国の大葉の6~7割を生産しています」
佐藤さんの投稿について、大葉を栽培している農家さんたちは、どのような感想を話していますか?
「大葉を購入した方の声をなかなか聞くことがないので、
『大葉、大好き』という声を聞くことができて、すごく励みになる。もっといいものを作らなければ、など、
より意欲的に生産活動に向かってくれるようになっています」
大葉に関して、今後はどのようなことをしていこうと考えていますか?
「投稿を見てくれている人を産地に招いて、ハウスを見学してもらったりして、
大葉をもっともっと好きになってもらいたいと考えています」
「大きな目標かもしれませんが、キャベツやトマト、キュウリのような野菜のように、
当たり前のように冷蔵庫に入っている野菜に大葉もしていきたいと思っています。
そのために大葉の食べ方や魅力を伝えていきたいと思います」
佐藤さんのお話で特に印象に残ったのは、投稿によって農家さんが、より意欲的になっていることでした。
農家さんたちの意欲を高める投稿、これからも頑張ってください!