北海道の長芋を使った宇宙食
オンエアレポート
2024.04.18
提供:株式会社極食
今回、注目するのはこちらです。
「北海道の長芋を使った宇宙食」
今回のイノベーターは、JA帯広かわにしの阿部直樹さんです。
提供:株式会社極食
北海道の長芋「十勝川西長いも」を使った料理が宇宙食として認証されました。
この「十勝川西長いも」は、どんな長芋なのでしょうか?
「とっくりの形をしていて、白いのが特徴です。
歯ごたえや食感が良く、とろろにしたときに程よい粘りがあり、生で食べるのが美味しいです」
提供:株式会社極食
JA帯広かわにしでは6年前(2018年)から、
「十勝川西長いも」を使った宇宙食の開発を進めてきたということですが、どのような思いがあったのでしょう?
「食の安全・安心を求め、HACCPなど第三者認証を土もの野菜では、いち早く取り入れてきました。
そして次に目指す目標が、究極の食品の安全が求められる宇宙食の認証に挑戦することでした」
JAXA(宇宙航空研究開発機構)に宇宙食として認証されたのは、どんな料理なのでしょう?
「長いもが主な原料のフリーズドライの宇宙食になります」
「とろろ、グラタン、オムレツ、トマト煮込み、肉巻き焼きの宇宙食に、
長いもと十勝産および北海道産の材料を使用しています」
提供:株式会社極食
「とろろはパウダーで、パウダーに水を入れて混ぜると、とろろになります」
提供:株式会社極食
宇宙食として認証を受けるためには、どのような基準をクリアしないといけないのでしょうか?
「菌を繁殖させないなど、厳しい衛生基準をクリアしなければいけませんでした」
「菌を抑え込み、増殖させないことが一番難しかったです。加熱と殺菌が大事と考え、そこに工夫をしました」
提供:株式会社極食
そのような工夫をして作り上げた宇宙食が宇宙に行き、
宇宙飛行士の方に食べてもらうことについては、どのようなことを感じていますか?
「生産者が丹精込めて作った長いもが宇宙飛行士に食べていただけることは感無量です」
今後については
「災害食や保存食などに活用できればと考えていて、これから取り組んでいきたいと考えています」と
お話しされていました。
「十勝川西長いも」を使った宇宙食が、宇宙に飛び立つ日が待ち遠しいです。
そして、今回の経験を踏まえ、「十勝川西長いも」を使った災害食や保存食が開発されることを期待しています。