茨城県のアパレル会社が開発した“持ち歩く干し芋”
オンエアレポート
今回は、こちらに注目します。2024.02.15
「茨城県のアパレル会社が開発した“持ち歩く干し芋”」
今回のイノベーターは、茨城県ひたちなか市にある株式会社フクダの鈴木香織さんです。
株式会社フクダは、
ショッピングモールを中心に全国展開しているアパレルブランド「PRIMROSE」「to blossom」を運営している会社です。
アパレルの会社が、なぜ、さつまいもの生産や干し芋の製造を始めたのでしょうか?
「2020年、コロナ禍で自分たちに今できることが何か、考えました」
「ふと地域に目を向けると、後継者不足で荒れ果てた農地があることを知り、
地域の特産であるさつまいも、干し芋の生産を通して、新たな社会貢献ができるのではと考え、この事業を始めました」
製造・販売している、“持ち歩く干し芋”の商品名は「moymo(モイモ)」。
持ち歩いて食べやすいように、どのような工夫をしているのでしょうか?
「ベタベタしていて食べづらい干し芋を1枚ずつ丁寧に個包装にして、
持ち歩きたくなるかわいいパッケージに入れて、気軽に食べやすくしています」
アパレルの会社として培ってきたノウハウは、どのようなところに活かされているのでしょうか?
「アパレルの企画同様に、お客様の声を聞いて、商品に生かしています」
「パッケージの機能的でかわいいデザインにも生かされていると思います」
原料のさつまいもにも、こだわりがあるのでしょうか?
「干し芋に適した大きさに栽培、キュアリング倉庫で温度湿度管理をしています」
「私も、苗植え、収穫の時期に畑に行き、
今まで気軽に食べていたさつまいもの栽培はこんなに手間がかかるのか、と実感しました」
また、干し芋づくりは、ほとんどの工程が手作業。
さつまいもを蒸し上げて、丁寧に皮をむき、一枚一枚スライスして、しっとりやわらかな乾燥具合に仕上げているといいます。
干し芋の製造・販売に関して、今後はどのような展開を考えていますか?
「日本中、世界中の方に、ひたちなか市民が食べている美味しい干し芋をお届けしたいと考えています」
干し芋は好きだけれど、手のベタベタが気になって避けていた皆さん、
丁寧に個包装にして食べやすくした、この「moymo」を、ぜひ食べてみてほしいです。