酒米の米ぬかが原料の“農業用マルチフィルム”
オンエアレポート
今回、注目するのはこちらです。2023.12.14
「酒米の米ぬかが原料の“農業用マルチフィルム”」
今回のイノベーターは、
兵庫県三木市で農業関連の道具や器具などの卸売をしている会社「福農産業」の竹内良一さんです。
「酒米」は、お酒をつくるときに使われるお米のこと。
「米ぬか」は、お米を精米したときに取り除かれる皮などの粉のことです。
酒米の米ぬか
そして、「農業用マルチフィルム」は、春~夏の雑草対策や冬場の地温の上昇、
害虫の侵入防止などの目的で、畑に農作物を植える前に張るフィルムです。
「酒米の米ぬか」が、どうすれば、「農業用マルチフィルム」に生まれ変わるのでしょうか?
「山田錦や雄町などの酒米の米ぬかをでんぷん化バイオマスプラスチックと混ぜ合わせて作ります。
製法は特許のため、企業秘密です」
酒米の米ぬかを原料に「農業用マルチフィルム」を作ろうと思った理由は何なのでしょうか?
「SDGsに取り組み一環として、地球環境に配慮した商品になると思ったからです」
米ぬかマルチフィルム
酒米の米ぬかが原料の「農業用マルチフィルム」、どのような特徴があるのでしょう?
「バイオマス素材として、現在、認定登録を申請中です。
脱プラスチックの考えから、大きく捉えて地球温暖化対策にも繋がるのではないかと思います」
この「農業用マルチフィルム」、発売は来年の春を予定しているということです。
竹内さん、ありがとうございました。