20年で1500人の大学生と農家をつないできた人物
オンエアレポート
今回、注目するのは、コチラ。2022.06.16
「20年で1500人の大学生と農家をつないできた人物」
北海道・十勝地方で農業インターン事業を手掛ける事業体、
「TASUKI」を運営されている方なのですが、
どのような思いがあって、大学生と農家さんをつなぎ続けているのでしょうか?
今回のイノベーターは、
TASUKI有限責任事業組合の代表理事、山内一成さんです。
山内さんが20年ほど前から手掛けている農業インターン事業、
一体、どのようなものなのでしょうか?
「全国の若者と十勝の農家をつなぎ、
農作業とそれに伴う共同生活を通して人材育成を図る、約1~2週間のプログラムです。
自然と直接触れ合い、農作物を育てる苦労を肌身で感じられる農業は、
作物だけでなく人を育てる最高のフィールドで、
2000年にスタートしてから、これまで1500名以上の人に参加していただきました」
この農業インターンに参加した、ある大学生は
「自分が作っている立場になって、大変さを実感しました。
今後、食事をとる時は、農家の方々の顔を思い浮かべて食べようと思う」と話し、
インターンを通じて、農業の大変さを実感。
一方、大学生を受け入れる農家の方からは
「農家も普段、意識しないことを聞いてくれて、考えるきっかけになる」
とメリットを感じているということでした。
山内さんも、十勝地方の農業に与える影響について、
このような前向きなお話をされていました。
「課題である収穫期の人手不足に応えるだけでなく、
農家さんが農業に誇りと可能性を感じる機会になっていると思います。
農家さん達が農業を続ける原動力になっていたり、
新しいチャレンジを始めるきっかけにもなっています」
山内さん、ぜひ、これからも長く、農業インターンを続けていってください。