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野菜の生産性を格段に向上させる技術“四次元農法”

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TIME 2022.06.09

thumb今回、注目するのは、コチラ。

「野菜の生産性を格段に向上させる技術“四次元農法”」

レタスの生産には従来、30日~35日かかっていたのが、
この「四次元農法」だと、7日で生産可能になるということなんです。

一体、どのような技術なのでしょうか?


今回のイノベーターは、
アトラス株式会社の代表取締役、生野たかしさんです。


「四次元農法」とは、どのような技術なのでしょうか?

「四次元とは、三次元の“空間軸”と“時間軸”を制御する技術と定義しています。
三次元にも時間軸はありますが、それは従来の栽培時間で、
四次元の時間軸は従来の時間より、はるかに速いスピードを意味します」

“空間軸”と“時間軸”を制御する…
これはとても抽象的な表現ですが、具体的にはどういうことなのでしょうか?

「“空間軸”とは、AIで最適環境を栽培空間全体に作ることと定義しています。
そして、“時間軸”とは、
その環境をAIで緻密に制御することで栽培時間を短縮できると、定義しました」


レタスの生産にかかる時間を大幅に短縮できる理由については、
「AIの全自動制御で植物の葉や根に最適な環境を、
緻密に制御をすることで可能となります」
とお話しされていました。

現状、レタス以外では、
いちご、トマト、なす、などが生産できるということです。


「四次元農法」を開発した理由について、
「植物工場の分析結果を踏まえ、事業収支が合わないことが分かり、
収支を合わせるためには生産性を上げることと原価を下げることが大事。
そのためには四次元しかないと思い、開発しました」
とお話しされていた、生野さん。

今は、
栽培時間約1分でコメや大豆を栽培できる「人工光合成プラント」を開発中で、
3年後をめどに販売開始する、と意気込んでいらっしゃいました。

生野さんのお話をきっかけに、
皆さんも、農業の未来について考えてみてはいかがでしょうか。

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