農作業中の無事を願うお守り 東京ハッピーリング
オンエアレポート
今回、注目するのはこちらです。2023.09.28
「東京ハッピーリング」
今回のイノベーターは、「ぎんなんネット」の会長、矢ケ崎静代さんです。
「ぎんなんネット」は、東京都内の農家さんの女性の集まり。
東京都のロゴマーク「イチョウの葉」にちなんで、「実のある会になればいいね」という思いで名付けたということです。
この「ぎんなんネット」が2010年頃に作り始めたのが、農家さんの農作業中の無事を願うお守り、「東京ハッピーリング」。
トラックロープを編み込んで、リングのような形にしています。
どのような思いがあって、この「東京ハッピーリング」を作ったのでしょうか?
「農水省から農作業事故の統計が、何県は何件など出ているのですが、東京の事故の数字は出ていないんです」
「なんで出ていないのっていうところから始まり、周りの人から話を聞いてみると、
農機で農作業をしていて、ひやっとした、こんな怖い思いをしたなどといった話が出てきました」
「そんな中、私たちに何ができるだろうというところから、
イギリスの農家さんの作業安全お守りからヒントを得て、考えて作ったのが“東京ハッピーリング”です」
東京の事故の件数は統計で示されていないのですが、農作業の事故は起きていると感じていますか?
「統計がないので、件数は分かりません。ただ、農機を使うことは事故と背中合わせだと感じています。
実際に、周りの人からも、ひやっとした、怖い思いをしたという話を聞いています」
「私は。耕うん機で、やわらかい土にのったときにひっくり返ったことがあります。
けがはなかったけれど、危ない思いをしました」
矢ケ崎さん、「東京ハッピーリング」を農機の鍵につけているということです。
「農機を使う前に見ると、気が引き締まります」
「東京ハッピーリング」の今後の展開については
「広めていくためには、いくらかの値段をつけて、売れたらいいのかなと考えています」とお話しされていました。
矢ケ崎さん、農作業中に事故にあう人を減らすため、ぜひ、「東京ハッピーリング」を作り続けてください。