農家さんが作った農家さんのための“農作業アプリ”
オンエアレポート
今回、注目するのは、コチラ。2022.05.05
「AGRIHUB(アグリハブ)」
農家さんが作った、農家さんのための“農作業アプリ”です。
このアプリを開発した方が、今回のイノベーター。
株式会社Agrihubの代表取締役、伊藤彰一さんです。
農業は、いつ、どのような作業をしたか、天気など、日誌が大事なのですが、
このアプリでは、農作業に必要な栽培記録や農薬の情報、売上の管理などが簡単に記録可能。
しかも、全ての機能が無料で使用可能なんです。
さらに、既存のアプリとは違い、農家の皆さんの使いやすさが最大の特徴。
「既存のものは登録が大変で、自分で文字を入力する必要があったり、と、
忙しい農家にとっては使いにくいんです。
その手間を最大限、省くために、
アグリハブには画面にあらかじめ、いろんな情報が入力してあります。
これによって、自分で1から文字を打ち込む必要がなく、情報を選んでタップするだけでOKです」
このようなアプリを開発した理由を伺いました。
「自分は農家で、元エンジニアなのですが、農業のIT化が遅れていると感じています。
現場に合った農家目線のものがないと感じていました。
私は東京で少量多品目を生産しているのですが、多品目は栽培日誌が大変。
前職(エンジニア)の知識を活かして、農家ならではの使いやすいアプリを作ろうと思いました」
伊藤さん、このアプリの可能性についても語ってくれました。
「アプリを通して、全国の状況をチェックできるようになれば、
廃棄野菜も減り、フードロス削減にもつなげられると思います」
このアプリが多くの農家さんに使われ、フードロス削減につながることを願っています。