ファイターズの野球場の隣にオープン! 新たな農業学習施設
オンエアレポート
今回、注目するのはこちらです。2023.05.25
「ファイターズの野球場の隣にオープン! 新たな農業学習施設」
今回のイノベーターは、農業機械メーカー「クボタ」の野上哲也さんです。
新たな“農業学習施設”「KUBOTA AGRI FRONT」。こちらは、どのような施設なのでしょうか?
「クボタが、北海道日本ハムファイターズの新拠点となる『北海道ボールパークFビレッジ』内につくった、
食と農業の魅力、可能性を楽しく美味しく学んでいただく、新たな農業学習施設です。
3月にカフェスペースが先行オープンし、グランドオープンは6月30日の予定です」
「この施設では、ガイド付きのツアープログラム形式で農業を学んでもらいます。
プログラムは『農業経営をシミュレーションできるゲーム』、『最先端の農業技術の展示』、
『4面の映像体験に没入できるシアター』などで構成されています」
4面の映像体験に没入できるシアター
「農業経営をシミュレーションできるゲーム」。こちらは、どのようなゲームなのでしょうか?
「どんな作物をどんな農法で作り、どんな販売先に販売し、さらにはどんな協力者とタッグを組むか、
といったことをタブレットで選択しながら進めていく、農業シミュレーションゲームです」
“農業経営をシミュレーションできるゲーム”のイメージ
「最先端の農業技術の展示」、こちらはどのような展示なのでしょうか?
「農薬散布ロボット、AIを活用した自動の水やり・肥料やり装置などを導入しています。
全く新しい植物工場の展示もありまして、こうした最先端技術が集まる施設というのは、
なかなか、ないのかなと思っています」
「また、この施設では、実際に農業を実践しておりまして、イチゴやトマト、アスパラガス、リーフレタスを栽培しています。
そうした実際の農業を通じて、アグリテック(農業と技術を組み合わせた造語)が
どのような農業課題を解決するのか、といったところを現場でご覧いただくことができます」
この農業学習施設の場所として、北海道を選んだ理由は何なのでしょうか?
「ファイターズさんがFビレッジを構想するにあたり、クボタに声をかけてもらったことが直接的なきっかけです」
「また、北海道は農業が基幹産業の一つです。
農業について考えてもらう学びの場としては、最適な場所だと感じています」
農業機械メーカーの「クボタ」が、農業の学習に力を入れる理由は何なのでしょうか?
「農業をとりまく課題は、複雑化、深刻化しています。たとえば、就農人口の減少、CO2の排出などです」
「そうした課題を解決するうえでは、
1社だけの力では不十分で、多様な仲間とともに取り組んでいく必要があると考えています」
「特に次世代を担う若年層に農業への関心を高めていただき、
食と農業の未来について一緒に考える仲間を増やしていきたいという思いを込めて、施設を運営しています」
食と農業の魅力だけでなく、農業の課題についても学ぶことができる「KUBOTA AGRI FRONT」。
6月30日のグランドオープンが待ち遠しいです。 ぜひ、皆さんも、行ってみてください。