日本農業賞で特別賞を受賞した 横浜市の農家さん
オンエアレポート
2023.03.02
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「日本農業賞で特別賞を受賞した 横浜市の農家さん」
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「日本農業賞」は、農業の経営で優れた功績をあげた農家さんや団体を表彰するもので、
「個別経営の部」「集団組織の部」「食の架け橋の部」の3つに分かれています。
このうち、「個別経営の部」で特別賞を受賞したのが今回のイノベーター、
神奈川県・横浜市で農業をされている「苅部農園」の苅部博之さんです。
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苅部さんは、江戸時代から続く農家さんの13代目。
初代の方からずっと、横浜で農業をされてきました。
苅部農園があるのは、横浜駅から電車で8分、相鉄線の「西谷」駅から徒歩2分の場所。
周りは住宅地で、合計15か所の畑があるということです。
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その畑で栽培している野菜は100種類、果樹は10種類。
「苅部大根」「苅部人参」「苅部ねぎ」といったオリジナルの野菜も開発していて、
こちらも、日本農業賞で評価されたポイントの一つだと、お話しされていました。
「苅部大根は約10年かけて開発した赤紫と白色の大根。
苅部ねぎは、約60年続く地域の伝統野菜「西谷ねぎ」と
日本の各地域の在来品種を掛け合わせて8年かけて開発した、赤色が入ったねぎ。
苅部にんじんは様々なカラーが出た斬新なにんじんになります」
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「“世界で1つだけの野菜”を作りたかったのと、
オリジナルブランド“苅部野菜”を作りたかったからです。
また、30歳の時に“80歳まで働けたとしたら、あと50年ある”と気付き、
それだったら、自分だけのオリジナル野菜ができると思いました」
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苅部さん、住宅地で農業をする中で、「都市農業」のどのようなところに難しさを感じているのでしょうか?
「周りに住宅地も多いので、農業を理解してもらえるようにするところです。
そのためにも、地域の方々に畑の見学ツアーや農業授業を行っている部分もあります。
時間をかけて少しでも理解していただければと思っています」
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苅部さん、今後については
「横浜ならではの都市農業を進めていきたい」というお話もされていました。
オリジナル野菜の開発だけでなく、様々な独自の取り組みをしている苅部さん。
そのお話の中には、「都市農業」を成功させるためのヒントがたくさん詰まっていました。
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