『全国高校生農業アクション大賞』の大賞に選ばれた研究
オンエアレポート
今回、注目するのはこちら。2023.02.02
「『全国高校生農業アクション大賞』の大賞に選ばれた研究」
「全国高校生農業アクション大賞」は
高校生たちがグループで取り組む、食や農に関する活動を表彰するもので、
川瀬さんが審査員を務めています。
今回のイノベーターは、
去年、大賞に選ばれた「山形県立村山産業高等学校」の廣瀬僚太先生です。
大賞に選ばれたのは「サトイモの超促成栽培の研究」。
こちらは、どのような研究なのでしょうか?
「生徒たちが業者さんなどにヒアリングをした市場調査をもとに、
山形県内で8月の暑い時期に、サトイモや芋煮の需要があることを明らかにしました。
その上で、8月に山形県産のサトイモの収穫をする方法を研究。
実際に収穫し、販売も行いました」
「サトイモの種イモの芽を下に向けて植える“逆さ植え”をすることで、
8月にサトイモを収穫することができました」
「山形県民の芋煮やサトイモに関する需要を調査し、それに対応した栽培方法について技術開発を行って、
収穫、流通、販売を行ったことが評価されたと考えています」
そもそも、生徒の皆さんは、なぜ、このテーマを選んだのでしょうか?
「生徒たちは、農業科学部という部活動に所属しています。
入学した際に、地域の農産物について研究している部活動であることを紹介し、
部活動の先輩たちとともに活動する中で、このテーマを選び、活動を継続しています」
「活動を始めた当初は、サトイモや芋煮について、
苗の生産や新商品開発に関する課題を解決することを中心に活動を行っていたのですが、
その後、需要などについて調査を行い、8月に芋煮が食べたいという需要が明らかになり、
栽培方法の開発などを始めました」
大賞に選ばれたことについて、生徒さんたちは、どのように受け止めているのでしょうか?
「農業というのは非常に地味で大変なことが多いです。
生徒たちも真夏の作業を頑張り、いろいろな苦労を経験して活動していまして、
それらが評価されたことを素直に喜んでいます」
「良い意味で大賞という重みを日々、感じているように思います。
取材や学校外の皆さんから声をかけていただく機会が増えており、
そのたび、自分たちの活動を評価していただいたという実感をしているように思います」
今回の研究結果、地元・山形県の農業には、何か、影響があるのでしょうか?
「山形県では、若い世代が農業にチャレンジする機会が増えていると感じています。
また、本校の活動のように、需要を把握して、
それに合わせた農業を実践するということはあまり行われていません。
今後、このような方法が本校の卒業生を中心に、広がっていくことを期待しています」
「全国高校生農業アクション大賞」の審査員を務めた、川瀬さん。
廣瀬先生のお話を伺ったあと、以下のように感想を話していました。
「生徒たちの“サトイモ愛”、“芋煮会愛”が実を結んだ結果です。情熱が伝わってきました」
今回の研究は、次の学年にも引き継がれていくということです。
「山形県立村山産業高等学校」の生徒の皆さん、
ぜひ、サトイモの研究を続け、地元の農家さんに貢献できるよう、頑張ってください!