廃棄されるレモンの皮を活用してつくられたハンドクリーム
オンエアレポート
2025.04.10

「廃棄されるレモンの皮を活用してつくられたハンドクリーム」

今回のイノベーターは、神奈川県小田原市江之浦にある「江之浦果樹園maruesu」の鈴木麻也さんです。

「江之浦果樹園maruesu」は、鈴木さんが祖母の畑を引き継いで、2022年に創立。
地域の農家さんの高齢化や後継者不足で元気を失いつつある ふるさとを、
地元の果物で元気にしたいという思いで始めた、ということです。
自社農園でみかん、レモン、湘南ゴールド、甘夏などの柑橘類を栽培するかたわら、
近隣の農家さんから規格外の果物を仕入れて、加工品などの開発・販売を行っています。
そして、廃棄されるレモンの果皮を有効活用して作り出されたのが「片浦レモンハンドクリーム」。
どのような思いがあって、このハンドクリームを作ろうと考えたのでしょう?
「環境にもお客様にも、そして地域の未来にも喜ばれるものをつくりたいと思った結果、
まずは幅広い方々に、お使いいただけるハンドクリームを作ってみようと思いました」

栽培している「片浦レモン」は、どのような特徴があるのでしょう?
「1980年代に安心安全な国産レモンをお客様にお届けしたいという思いで、
片浦地区(神奈川県小田原市の江之浦、根府川、米神、石橋の4地域)の先代たちが部会を立ち上げ、
栽培を始めました」
「酸味が強すぎず、香りが強いのが特徴。
収穫が始まる10月末頃のレモンは緑色でとりわけ香りが強く、大変、癒されます」
「夢のような香りです」
地元・江之浦については、どのようなことを感じていますか?
「ひと昔前まで、とても活気がありました。みかんが売れて、活気があって、本当に元気がありました」
「人口減少で元気を失いつつありますが、昔も今も江之浦は柑橘栽培にすぐれた環境にあることは変わりません。
なんとか元気を取り戻してほしいと思っています」

鈴木さんが「夢のような香り」と表現していた片浦レモンの果皮を活用してつくった「片浦レモンハンドクリーム」。
「江之浦果樹園maruesu」オンラインショップで購入できますので、ぜひ、ご覧になってみてください。
そして、このハンドクリームをきっかけに「片浦レモン」の存在を知る人が増え、
江之浦に活気が戻ることを期待しています。
「江之浦果樹園maruesu」オンラインショップ