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リンゴの搾りかすを段ボールに活用する取り組み

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TIME 2025.01.23

thumb今回、注目するのはこちらです。

「リンゴの搾りかすを段ボールに活用する取り組み」


今回のイノベーターは、mizuiro株式会社の代表取締役で、アップサイクルディレクターの木村尚子さんです。

mizuiro株式会社は、企業の困りごとである残渣や廃棄物を活用して、プロダクト提案・事業提案するデザイン会社。
お米と野菜から作られたクレヨン「おやさいクレヨン」が代表商品です。

木村さんの地元は青森県。
地元・青森の野菜でプロダクトができないかと考えたということです。


「リンゴの搾りかすを段ボールに活用する取り組み」について、詳しく教えてください。

「青森県のJAアオレンにて、りんごジュースが製造される際に排出される搾りかす残渣。
それらは飼料などに全て活用されていますが、その他にジュースを梱包する段ボール原紙へ配合しました」

「リンゴジュースをリンゴからできた段ボールでお届けすることで、
アップサイクルへの取り組みを消費者の皆様へPRすることが目的です」


リンゴの搾りかすを使うことで、どのようなメリットがあるのでしょう?

「紙にリンゴの皮がぽつぽつと浮かぶなど、紙としての風合いがやさしくなります。
また、資源循環と、その取り組みのPRに貢献できます」

リンゴの搾りかすを活用して段ボールを作ること。どのようなところが大変でしたか?

「強度テストや、印刷適合、段ボールへの適合など、様々な開発の苦労があります」

リンゴの搾りかすを活用した段ボールは、
2024年12月出荷分より、リンゴジュース「旬の林檎」用の段ボールから、順次導入されています。

将来的には、全ての梱包資材を、リンゴの搾りかすを活用した段ボールに切り替える予定ということです。

残渣や廃棄物を活用する取り組み、今後はどのようなことを考えていますか?

「これからも様々な企業の残渣や廃棄物の処理の課題解決に向けて、
企画力とデザインの力でユニークな取り組みをしていきたいと考えています」


木村さん、企業の残渣や廃棄物を活用する取り組み、今後も応援しています。

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