ちょっとイメージしてみて下さい。
ヒンヤリとした完璧な温度管理と、
クリーンな空気管理がされた密閉ブース。
何段かに並んだ棚には青々としたレタスがずらりと並び、
その下を培養液が静かに流れている。
そしてレタスを照らす無言の照明類。
その前を動くのは…まるで宇宙服のような作業着を着た人間。
お!
その顔はというと、まるでさっきまで六本木あたりで
オシャレに決めていたかのようなねぇチャン。
確か隣のブースでは、同じような格好でおじいちゃんが
作業していたのに…。
このレタスは、なんと種まきから食べられるようになるまで、
僅か約30日だという。
む〜。こんなペースでレタスが育つなら、食料自給率もグイグイ
右肩上がりなのではないか?
…そんな想いを持ちつつブースを出ると、ななナント!
ここは砂漠だった。
「野菜工場」あるいは「植物工場」と呼ばれる新しい技術が、
いま注目されています。こういう農業、どうでしょ。
農業が汗かき作業でなくなります。
農業で泥んこになることもなくなり、女性が参加しやすくなります。
農業で腰をかがめる必要もなくなり、お年寄りに優しくなります。
この技術、いま日本がリードしていて、
すでに南極に配備されて、隊員の皆さんに新鮮な野菜を
お楽しみ頂いているほか、砂漠の国、肥沃でない国などからも
お誘いがバンバンきているそうです。
気になった方は、株式会社みらいのサイトを。
http://www.2004-mirai.co.jp/factory.html
ディレクター/宮崎伸勝
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3月15日(月) ミライの農業スタイルなのか?!