健やかな環境が育む、群馬のブランド牛「上州和牛」
18/03/10
日本で生産されているブランド牛の中でも、関東エリアで肥育されている数少ないブランド牛のひとつ、群馬県の「上州牛(じょうしゅうぎゅう)」。
群馬県内で肥育されて、群馬県食肉卸売市場で取り扱う「上州牛」の中でも、特に和牛種を「上州和牛」と呼んでいます。
東京から在来線を乗り継いで、およそ2時間半。
群馬県邑楽郡にある、上州和牛の肥育農家さんを訪ねました。
これまで取材してきた牛舎は、山の中にあることが多かったのですが、今回は、見渡す限りの平地でまわりは田畑。さすが関東平野!
「このあたりは利根川のほとりにあって、関東平野のほぼ真ん中なんですよ。」
そう教えてくれたのは、「松沢畜産」、代表取締役・松沢正二さん。
赤城山・榛名山・妙義山の上毛三山をはじめとする山が連なる群馬県。
これを源とする清らかな水と山麓に広がるなだらかな地形は、上州牛を育てるのに絶好の条件なんだそうです。
松沢さんの牛舎で肥育されている牛は、現在約150頭。
脂身が甘いほど肉のおいしさは脂身の甘さが大きく影響していると言われているため、与える飼料の工夫に余念がないという松沢さん。
特に、脂肪を甘くするという稲わらは、地場産の稲ものをあたえているそうです。
肥育するうえで、一番気をつかうのは牛にストレスをかけないこと。
ストレスがかかると、脂肪分である“サシ”が肉のなかに綺麗に入りにくくなるのです。
なので、床を清潔に保って牛が気持ちよく生活できるように気をつかったり、鼻環をしない、など、できるだけ牛にストレスをかけない飼育方法を取り入れているといいます。
そんな「松沢畜産」が生産する上州和牛は、海外、、、おもにヨーロッパにも輸出されています。
松沢さんが肥育した牛は、食肉の国際的な厳しい衛生管理基準をクリアした群馬県食肉卸売市場で処理され、安全性と風味を兼ね備えたおいしい牛肉として、海外の食卓を彩っているんだそうです。
実際に海外で上州和牛がどんな評価を受けているのか、気になりますね。
自分が肥育した上州和牛が国内だけでなく、海外にも広まったことについて、松沢さんはどんな風に感じているんでしょうか。
「夢が叶いましたね。輸出が決まって、一歩前進した、と思いました。世界でもおいしいものを食べてもらいたい、いつもそんな気持ちでいます。」
以前、家を空けることがあったときも、ずっと牛のことばかり考えていたという松沢さん。
肥育農家になって49年、まだまだ理想にはほど遠いと言います。
川瀬良子、そんな話に耳を傾けながらも、美しい毛並みと穏やかな表情の牛たちに、ブランド牛を生産する肥育農家としての松沢さんの誇りを深ーく感じたのでした。
最後に、、、海外から来ていた視察団の皆さんとパシャリ。
上州和牛を皆さんのお国でも、是非、宜しくお願いしまーす!
群馬県内で肥育されて、群馬県食肉卸売市場で取り扱う「上州牛」の中でも、特に和牛種を「上州和牛」と呼んでいます。
東京から在来線を乗り継いで、およそ2時間半。
群馬県邑楽郡にある、上州和牛の肥育農家さんを訪ねました。
これまで取材してきた牛舎は、山の中にあることが多かったのですが、今回は、見渡す限りの平地でまわりは田畑。さすが関東平野!
「このあたりは利根川のほとりにあって、関東平野のほぼ真ん中なんですよ。」
そう教えてくれたのは、「松沢畜産」、代表取締役・松沢正二さん。
赤城山・榛名山・妙義山の上毛三山をはじめとする山が連なる群馬県。
これを源とする清らかな水と山麓に広がるなだらかな地形は、上州牛を育てるのに絶好の条件なんだそうです。
松沢さんの牛舎で肥育されている牛は、現在約150頭。
脂身が甘いほど肉のおいしさは脂身の甘さが大きく影響していると言われているため、与える飼料の工夫に余念がないという松沢さん。
特に、脂肪を甘くするという稲わらは、地場産の稲ものをあたえているそうです。
肥育するうえで、一番気をつかうのは牛にストレスをかけないこと。
ストレスがかかると、脂肪分である“サシ”が肉のなかに綺麗に入りにくくなるのです。
なので、床を清潔に保って牛が気持ちよく生活できるように気をつかったり、鼻環をしない、など、できるだけ牛にストレスをかけない飼育方法を取り入れているといいます。
そんな「松沢畜産」が生産する上州和牛は、海外、、、おもにヨーロッパにも輸出されています。
松沢さんが肥育した牛は、食肉の国際的な厳しい衛生管理基準をクリアした群馬県食肉卸売市場で処理され、安全性と風味を兼ね備えたおいしい牛肉として、海外の食卓を彩っているんだそうです。
実際に海外で上州和牛がどんな評価を受けているのか、気になりますね。
自分が肥育した上州和牛が国内だけでなく、海外にも広まったことについて、松沢さんはどんな風に感じているんでしょうか。
「夢が叶いましたね。輸出が決まって、一歩前進した、と思いました。世界でもおいしいものを食べてもらいたい、いつもそんな気持ちでいます。」
以前、家を空けることがあったときも、ずっと牛のことばかり考えていたという松沢さん。
肥育農家になって49年、まだまだ理想にはほど遠いと言います。
川瀬良子、そんな話に耳を傾けながらも、美しい毛並みと穏やかな表情の牛たちに、ブランド牛を生産する肥育農家としての松沢さんの誇りを深ーく感じたのでした。
最後に、、、海外から来ていた視察団の皆さんとパシャリ。
上州和牛を皆さんのお国でも、是非、宜しくお願いしまーす!