ニッポンの未来を元気にする「農業応援プログラム」 あぐりずむ WEEKEND

収穫の様子
稲刈りの様子
農作業の様子

On air Report

今週は、川瀬さんがスタジオを飛び出して現地レポート!
宮崎県・宮崎市の細川農園でキュウリの生産をする細川洋一郎さんにお話を伺いました。

宮崎は「日本の日なた、宮崎県」という称号もあるように、寒暖差などの気候の恩恵を受けて美味しい野菜が作れる環境にあります。

細川さんが栽培するのは、ブルーム種。
ブルームとは、ぶどうの表面などについている白い粉のことを言います。
見た目で言うと、表面に白い粉が付く品種。
ブルームが付いている事で、味わいなどに影響はありません。

ブルーム種の特徴は、果皮が薄いこと。浸透率が高く、漬物などがオススメだとか。
また柔らかいことも特徴の1つ。塩昆布とごま油和えなど手軽に調理できるのも魅力的です。

しかし、今市場に多く流通しているのは、ブルームレスというブルームの無いもの。
そんな現状のなかで作り続けている理由は、ブルームキュウリが好きだから。
野菜好きや、年配の方が買いに来てくれることもあるんだそうです。
「こんな品種もあるんだよという事を知ってもらえれば嬉しいです!」と細川さんは話します。

細川さんは農園の4代目。
就農するまでには、コンサート会場のPAや音響、デザインの仕事、さらには高校の非常勤講師など、色々なお仕事を経験されたという経歴の持ち主。
デザインの仕事に携わっていた時にキャリアアップを考えたタイミングで、自分は農業を継ぐべきなのでは?
と考え、就農しました。

「農業は総合学問、学び直しだと思っています。」と話す細川さん。
毎年答えが違うので、農業をやっている方はずっと元気なお年寄りが多いそう。
根源的な仕事で、第一次産業であり、色々な物事の始まりであると考えていらっしゃいます。

細川さん、貴重なお話をありがとうございました!