2018.03.02 Fri
東京タワーから宇宙へ。新体感VRアトラクション『メガスター・ジャーニー』
東京タワー『フットタウン』で開催されている新体感VRアトラクション『メガスター・ジャーニー』をご紹介します。メガスター・ジャーニーのプロデューサー、岡野令さん(D.N.ドリームパートナーズ)に小宮山雄飛さんが話を伺いました。
東京タワーの外に飛び出し、宇宙へ……。
『メガスター・ジャーニー』は、両足両手にマーカーという手足の目印となる器具、頭にヘッドマウントディスプレイを装着することで体感できます。
アトラクションがスタートすると、バーチャルリアリティ(以下、VR)の中、東京タワーの地下にある『時空エレベーター』が上昇し高速で移動。やがて東京タワーの外に飛び出し、宇宙へ……。とても臨場感があります。
体験型のプラネタリムを作りたかったんです。
小宮山雄飛「『メガスター・ジャーニー』が誕生したいきさつは?」
岡野令「企画監修を手がけたプラネタリウム・クリエーターの大平貴之さんとは、数年前から知り合いでして。我々が持っているテクノロジーや最先端のテクノロジーを組み合わせて面白いことができないかと、8年ほど時間をかけて語り合ってきました」
小宮山「8年! 親友ですね(笑)」
岡野「今トレンドのVRを使ってプラネタリムができないか?という話になったんですが、VRというと普通は座って眺めるだけ。それでは僕らがやるにしては面白くないので、動き回れるものを……と考えていた時に、今回テクノロジーを提供しているABALという会社が動き回れるVRを研究開発していまして。そのテクノロジーを組み合わせようと。3年前ぐらいに着想が固まってから実現できました」
小宮山「プラネタリムが元にあるんですね」
岡野「体験型のプラネタリムを作りたかったんです。大平さんは、見るプラネタリムに関しては、4Kや8Kなどの高精細なものを追求されていますが、見るだけのものでは満足いかない。また、大平さんは、星をたくさん吊り下げた場内を歩き回れるプラネタリムを六本木に作ったことがありますが、体に当たる部分には星を映せない。全身で星を感じるにはバーチャルの世界でないとできないので、『メガスター・ジャーニー』を作りました」
強くストーリーを伝えたかったんです。
小宮山「ファンタジックなストーリーも見どころですね」
岡野「VRというと、ゲーム性を重視していてストーリー性をこだわっているコンテンツが多くないので、強くストーリーを伝えたかったんです。また、体験して『楽しかった』という思い出だけでなく、何か持って帰ってほしいので、ストーリーやキャラクター設定などを細かく作りました。場所は迷いましたね。集客を考えると、六本木ヒルズや表参道ヒルズなどの方が良いのですが、ストーリー性……『東京タワーから宇宙へ行けるんじゃないか?』というような夢をかなえたかった。そこで、開業60周年の記念に東京タワーでやらせてもらうことになったんです」
MEGASTAR JOURNEY メガスター・ジャーニー:チケット
megastarjourney.com/l
現実とバーチャルの境目を無くすことが仕事。
岡野「天体望遠鏡メーカーのビクセンと一緒に『名月鑑賞会』というイベントを開催しています。東京タワーのふもとにある東京タワーフットタウン屋上から、天体望遠鏡で月を鑑賞します。月面をきれいに観られるだけでなく、観た本物の月をスマホできれいに撮影できます」
小宮山「VRと天体望遠鏡の技術の進歩。身近でありつつ、未来を感じますね」
岡野「まさに、現実とバーチャルの境目を無くすことが僕らエンターテインメントの仕事。天体望遠鏡は手のとどかないものを身近に感じる。ある意味同じです。さらに発展させたいです」
いろんな場所で巡回してやりたいです。
これからのワクワク、教えてください。
岡野「東京タワーでご好評をいただければ、『メガスター・ジャーニー』をいろんな場所で巡回してやりたいです。みなさんが『この場所から宇宙に行きたい』と思う、夢のある場所からスタートします!」
放送でご紹介できなかったお話
小宮山「実際に体験した方の反応はどうですか?」
岡野「女性のお客様が非常に多く、ワーキャーと悲鳴の嵐です(笑)」
小宮山「プラネタリウムなのに、ワーキャー言っていいんですね?(笑)」
岡野「存分に声を出していただいて結構です。何人かのグループで楽しんでいただきたいですね。お互い声をかけあって騒いでください」
小宮山「同時に体験できる人数は?」
岡野「6名ですが、2つの体験コースがありますので、12名でも楽しんでいただけます」
小宮山「年齢制限などはありますか?」
岡野「13歳以上推奨です。また、身長120cm未満の方は体験いただくことができません。小さいお子様は目と目の間の距離が短いため、VRの性質上、物を立体に見ることができないんです。身長制限があるのは、身長と目の間の距離がほぼ比例しているからです」
小宮山「僕らが使っているVRゴーグルは、大人の目の距離に合わせているんですね」
岡野「13歳以上推奨ですが、12歳未満でも身長が高ければ体験していただけます」
MEGASTAR JOURNEY(メガスター・ジャーニー)Powered by ABAL
東京タワーホール(東京都港区芝公園4-2-8 東京タワーフットタウンB1F)
営業期間:2018年1月27日(土)〜4月9日(月)
営業時間:10:00〜21:00
休業日:期間中無休(東京タワーの営業に準ずる)
megastarjourney.com
〈プレゼントのお知らせ〉
リスナーのみなさまの中から、抽選で3組6名様を『メガスター・ジャーニー』にご招待! 2018年3月24日(土)午前9時45分入場(時間厳守)指定のチケットをプレゼントします(※入場時間に遅れた場合には体験できません)。
ご希望の方は、
こちらのメッセージフォームから「プレゼント希望」と明記のうえ応募してください。番組を聞いたご感想も添えてください。応募の締め切りは2018年3月8日(木)23時59分59秒です。
〈本日のオンエア曲〉
Space Cowboy / Jazzamor
A Sky Full of Stars / COLDPLAY
〈次回、3/9(金)17時からの放送は?〉
原宿と渋谷で開催される「MOSHI MOSHI NIPPON FESTIVAL 2018 in SHIBUYA」、通称「もしフェス」をご紹介します。新しいニッポンの祭りなんだそうです。お楽しみに!
田中みな実「楽しそう!」
小宮山雄飛「位置を測定されている他の人も、VRの中に登場するキャラクターとして見えるんです。自分が歩くと、他の人に近づきます。月面にも出られるんですよ!」