2017.05.05 Fri
社員の食堂＋社会の食堂＝『社食堂』。サポーズデザインオフィス
新しいスタイルの社食、〈社食堂〉をピックアップ！ 建築設計事務所のサポーズデザインオフィスを訪ねました。
小宮山雄飛さんのリポートです！
■社員の食堂＋社会の食堂。
サポーズデザインオフィスがこの春、新東京事務所と同じ空間にオープンしたのが、『社食堂』。
サポーズデザインオフィス 代表取締役・吉田愛さん
「建築設計事務所なのでスタッフの働く時間が長く、食事が変な時間になったりコンビニですませてしまいがち。そこで、健康な食事を食べさせたくて食堂を始めました。オフィスと食堂が混ざった形態、『社員の食堂＋社会の食堂』ということで『社食堂』という名前を付けました」
フロアの半分はオフィス。半分は食堂。一般の方も利用できます。ここまでオープンなオフィスだと、情報漏洩などの心配はないのでしょうか？
吉田愛さん
「奥にカギのある、バックヤードの部屋もあります。建築設計事務所なので、バックヤードの空間自体を自分たちが提案するショールームとして捉えています。バックヤードの空間も含め、こだわって作っています」
■〈名前のない場所〉を目指して作りました。
壁には、建築系の本がずらり。
吉田愛さん
「設計事務所へ気軽には行きにくいですが、私たちはオープンにやっていきたいです。暮らしや建築などに興味のある人が食を介してこちらへふらりと訪れて、コーヒーを飲みながら本を読んでいただければ。選書家のBACHの幅さんに本もセレクトしていただきました」
フロアには、パソコンを持ち込んで仕事をする一般の方も。
吉田愛さん
「仕事でも使ってほしいですね。ここは、〈名前のない場所〉を目指して作りました」
花山椒が香る『社食堂』のカレーは優しい味。これは毎日食べに行きたくなります！
吉田愛さん
「事務所のある広島では汁なし担担麺があるのですが、ミンチに山椒がかかっていてクセになる味なんです。私たちのオリジナルなメニューの要素として、和のスパイスな山椒を採り入れました。コーヒーは、広島の宮島にある伊都岐珈琲で作ってもらったオリジナルブレンドです」
■自分たちらしいホテルを作りたい。
サポーズデザインオフィスの吉田愛さんが考えているこれからのワクワク、教えてください！
吉田愛さん
「オフィスに食堂が混じる場で働いてみると、いい匂いがしてお腹が減り、規則正しくご飯を食べるようになりました。皆の働き方も変わり、コミュニケーションがすごく取れるようにもなりました。自分たちが設計するオフィスでも提案していきたいです。また、いつかホテルをやりたいと思っています。絶景の良い敷地でおいしい食や空間を体験してもらえるような、自分たちらしいホテルを作りたいです」
SUPPOSE DESIGN OFFICE
www.suppose.jp/
〈本日のオンエア曲〉
Workin' Day And Night / Michael Jackson
Make A Rainbow / Benny Sings
