2017.03.18 Sat
変わったネーミングの珍味がいっぱい! ホタルノヒカリ中川雅喜
今回は、女性に人気と噂のおつまみ専門店をご紹介します。株式会社SORA 代表取締役・中川雅喜さんに話を伺いました。
小宮山雄飛さんのリポートです!
■イタズラを含めて楽しんでいただければ!
虎ノ門にある、おつまみ・珍味の専門店『ホタルノヒカリ』。オシャレでウッディーな店内なのに、珍味が揃っている……!? カラフルなパッケージに番号が振ってあります。
中川雅喜さん
「0から99番までの番号を振っています。おつまみを100種類集めようと。現在、45〜6種類のおつまみあります」
新鮮な国産するめいかを使った無添加焼きあたりめ『No.03 ocean BLUE』、北海道産秋鮭の薫製珍味『No.08 秋の落し物』、ごまの風味の小いわし干し『No.33 記憶のカケラ』などなど、商品名が変わっています。
中川雅喜さん
「女性のお客様が八割。女性が手に取りやすいようにしています。『No.07 午前0時のシンデレラ』は、焼えいひれがうますぎて終電を逃しちゃうよ……という意味です。『No.93 小悪魔の悪戯』は、国産甘えびの丸干し。角やトゲがたまに刺さるので……(笑) イタズラを含めて楽しんでいただければ!」
ほかにも、フィリピン無添加あまあまマンゴー『No.24 南の島のカメハメハ』、燻製の香りがする味わい深いスモークチーズ『No.59 Mo- Mo- モ−』など、変わったネーミングの珍味がいっぱい!
■その一歩を僕自身がやらないと始まらなかったんです。
日本海産のほたるいかを丸ごと干し上げた珍味『No.0 ホタルノヒカリ』。これがおいしい!
中川雅喜さん
「おつまみ屋を15年やっているんですが、このほたるいかに出会って笑っちゃったんですよ。マジか?と……(笑) おつまみ業界自体を変えたいと思ったんです。僕一人の力ではどうにもならないですが、その一歩を僕自身がやらないと始まらなかったんです。日本でこの業態をやっているのは、ホタルノヒカリだけ。ピスタチオやアーモンド。ココナッツやビーフジャーキーなどの洋風のおつまみ、スパークリングワインやワインに合うおつまみも取り揃えています」
サクッとした食感のぎんなんスナック『No.04 上空10メートルの贈り物』もオススメ! 普通の銀杏は先に苦みがきますが、これは二度揚げしているのでサクサクしていて、後から風味が来ます。純米酒に合うように考えたそうです。
■メーカーの社長さんに、頭を下げてお願いしました。
商品の生産の流れを教えてください。
中川雅喜さん
「小さい小売店なので、メーカーさんの生産ロットにならないんです。メーカーさんを一軒づつ回り社長さんに頭を下げて、『ちょっとずつでいいから作ってください』『チャレンジさせてください』とお願いし、二年かかりました。日本全国のメーカーさんに、ちゃんとした品質管理の下でパッケージングしてもらって、ご提供しています」
■珍味を世界に広げたい。
ホタルノヒカリの代表、中川雅喜さんが考えているこれからのワクワク、教えてください!
中川雅喜さん
「日本の文化である珍味を世界に広げたいんです。こないだも足がかりを作れればと、ニューヨークや香港へ行きました。日本の良いものが世界へ行けば、これほどワクワクするものはないと思っています」
おしゃれおつまみ ギフト珍味専門店「ホタルノヒカリ」
www.hotarunohikari.jp/
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〈本日のオンエア曲〉
Fireflies / Owl City
Fragments (From _The Smog of the Sea_) / Jack Johnson