2016.09.03 Sat
高架下の檻で自由なイベントを。草彅洋平
東京・下北沢駅から徒歩3分。高架下に誕生した新スポット『下北沢ケージ』。若者文化の街に現れた、檻のようなこの場所で、いったい何が行われているのでしょうか? 運営する株式会社東京ピストル 代表・草彅洋平さんに話を伺いました。
小宮山雄飛さんのリポートです!
■高架下の土手が、檻に。
『下北沢ケージ』は、どんな場所なのでしょうか?
草彅洋平さん
「新しいタイプの、公園に近いオープンスペースです。約200平米の檻の中が公園のようになっていて、イベント等で自由に使っていただけます」
元々は、何の場所だったのですか?
草彅洋平さん
「元々は京王電鉄・井の頭線の高架下で、土手を掘り起こしました。<東京R不動産>の林厚見さん(株式会社スピーク)が高架下のプロジェクトに携わっていて、このような場所を提案しました。『檻を作ったけれど、じゃあ何をやっていこう?』となり、イベントや飲食をやっていこうと。私と、飲食プロデューサーの石渡康嗣さん(株式会社WAT)が呼ばれたんです」
■バンコクのようなナイトマーケット。
『下北沢ケージ』では、どんなことができるのでしょうか?
草彅洋平さん
「大音量のイベントはできないのですが、トークショーで普通に話をしたり、アコースティックで軽く演奏はできます。隣に併設されたアジア系のダイニング『LỒNG VÀ QUÁN(ロン・ヴァ・クァン)』も、イベントスペースとして使えます。例えば、格闘技や演劇など、いろんなイベントに使っていただきたいです。下北沢は演劇の街。唯一、ブロードウェイみたいになれる場所なのに、なぜかそうなっていないのがもったいないです」
ナイトマーケットも開催しているそうです。
草彅洋平さん
「毎週水曜日に、ナイトマーケットを開催しています。近隣のお店や、私たちが面白いと思ったお店が出店しています。タイのバンコクでは、ナイトマーケットがすごく盛り上がっていますが、日本だとそういう場所がなかなか無いですから。また、下北沢はミュシュランで観光地として評価されていますが、海外の方が来てもどこへ行ったら良いかと迷ってしまうことがよくあります。ここへ来てくれれば、楽しめます」
実はこの『下北沢ケージ』、3年間期間限定の場所なのだそうです。気が付いたらもう無くなっていた……となる前に、みなさんも一度遊びに行ってみてはいかがでしょうか?
■街の中の余白や隙間。
『下北沢ケージ』のワクワク、教えてください。
草彅洋平さん
「『冷房が効いた涼しい場所でビールを飲むならこの場所は良くないけれども、汗だくになりながらビールを飲んで、気持ちいいね、と言うなら最高の場所です』と、ここへ来たお客さんがTwitterに書いていて、すごく嬉しかったんです。『下北沢ケージ』はそういう場所。街の中の余白や隙間で面白いことが起きている場所です。そこがワクワクするところかと」
下北沢ケージ
https://www.facebook.com/shimokitazawacage/
株式会社東京ピストル
http://tokyopistol.com/
<本日のオンエア曲>
What If I Go / Mura Masa
Papaya Pai Pai / SOIL &“PIMP”SESSIONS