番組が選んだ今週の「ウィークリーパーソン」は…(2014/11/21)
金曜日は、番組がその週で最も注目した人物に
フォーカスする「ウィークリーパーソン」!
ジャンルを問わず、"感動"や"驚き"を与えた人物に注目します。
今週は、この4組をピックアップしました。
■日米野球2度目の登板でも豪速球でメジャーリーガーをうならせた、日本ハム・大谷翔平!
■ディズニー最新作「ベイマックス」の公式パラパラ漫画を手がけたお笑い芸人、鉄拳!
■ATPツアー・ファイナルで3年連続4度目の優勝を決めた、ノバク・ジョコビッチ!
■米ピープル誌の選ぶ「2014年最もセクシーな男」に選ばれた、クリス・ヘムズワース!
facebookページでの皆さんの投票は1位が大谷翔平投手となっていましたが、今週中西さんが注目したのは…
鉄拳!
歌舞伎の隈とりのような、ショッカーのような、風変わりなメイクがトレードマークの芸人、鉄拳さん。彼を一躍有名にしたのが、優しい画風の「パラパラ漫画」。もはやお笑い芸人というよりこちらで認知されていますが、そんな彼にまたひとつ功績が加わりました。ディズニーの最新作「ベイマックス」をテーマにしたパラパラ漫画が“ディズニー公認”のPVとして公開されたのです。
「ベイマックス」は、14歳の天才科学者・ヒロが、事故で亡くなったお兄さんの遺したケア・ロボット「ベイマックス」とふれあい、冒険を繰り広げていく物語。公開された鉄拳さんのパラパラ漫画PVは、映画に流れる「優しさ」や「孤独感」をさりげなく表現していて、各方面から高い評価を得ています。
映画のプロデューサーである、ロイ・コンリも「彼のパラパラ漫画は大好き。何度かやり取りをして進めてもらったのですが、最終版は本当に素晴らしい出来となりました。今後も描き続けて、パラパラ漫画も作り続けてください!」とベタ褒め。ちなみにディズニーが自分のスタジオ以外のクリエイターをプロモーションに使うのは、異例中の異例のことだそうです。
実際にこのパラパラ漫画PVを見たら、間違いなく映画の「ベイマックス」も観たくなる出来栄えなんですが、ちなみにこの鉄拳さん…
元々は漫画家志望だったが、書いてもモノにならずに断念。高校卒業後は次の夢だったプロレスの世界に飛び込みますが、レフェリーとしての採用だったことに気づいて退団。次は俳優を目指して劇団に入りますが、滑舌が悪く、こちらもすぐに退団。そしてこれらの挫折を逆手にとって「滑舌の悪いレスラーの格好をしたゴツイ男が絵を描く」という芸風にたどり着いたのだそうです。
この鉄拳さんのパラパラ漫画が大きく注目されることになったのは、イギリスのロックバンド・MUSEの曲をバックに描いたパラパラ漫画。これがなんと本人たちの公認を受け、世界中の人に注目されることとなりました。一時はパラパラ漫画もウケなくなってきて、芸能界から身をひくことも考えていた時期もあったそうですが、現在は書くことに追われて、芸人としての仕事が出来ないくらい忙しいのだそうです。
今回のディズニー公認PVについて、鉄拳さんは「憧れのディズニーだったので信じられませんでした。ベイマックスがヒロのお兄さんに代わってヒロを大事にする部分が伝わるように描きました。みんなが大切な人の存在を感じ、守りたくなる作品になっていると思います。」とコメントしていらっしゃいます。皆さんもぜひ一度ご覧になってみて下さい。
今週のウィークリー・パーソンは、ディズニー公式のパラパラ漫画を手がけた鉄拳さんに注目しました。