番組が選んだ今週の「ウィークリーパーソン」は…(2014/8/1)
金曜日は、番組がその週で最も注目した人物にフォーカスする「ウィークリーパーソン」!ジャンルを問わず、"感動"や"驚き"を与えた人物に注目します。
今週、番組が注目したのは、この4組です。
■28日のロッキーズ戦でメジャー初勝利を挙げた、カブスの和田毅
■14場所連続で関脇を務め、名古屋場所では2横綱を破る活躍で大関に昇進した豪栄道
■陸上世界ジュニア選手権の男子100mで日本人初のメダルを獲得した、桐生祥秀
■3328mの“世界一長い流しそうめん”を成功させた、熊本県立菊池高校の生徒たち
facebookページでの皆さんの投票では1位 豪栄道、2位 菊池高校の生徒たちとなっていますが、
今週、中西さんが注目したのはこちら!
カブスの和田毅
28日のロッキーズ戦に先発したカブスの和田毅は、7回5安打1失点と好投、メジャー挑戦3年目にして
待望の初勝利を挙げました。
試合後の会見で、和田投手はこの長い月日を振り返って、こうコメントしています。
「3年目ということで、今までのいろいろなことを思い出します。感慨深いものがある・・・。」
オリオールズでの2シーズンは、肘の故障もあってメジャー昇格は一度もなし。今季カブスに移籍して、
マイナーで14試合に登板。7勝4敗、防御率2.81と好投を続け、6月22日、メジャー40人枠に入って、
渡米後3年目にして初めてメジャーに昇格しました。
初先発した7月8日のレッズ戦は、5回5安打1失点で好投しましたが、勝敗つかず。ところが23日の
パドレス戦では、4回5安打5失点と打ち込まれ、敗戦投手になってしまいました。
「あんなピッチングだと明日はない。最悪クビになるだろうなという気持ちで投げた」と
腹をくくって臨んだ28日のロッキーズ戦で、みごとな答えを出してみせました。
アメリカのメジャーの辛いところは、いいなり解雇されたりすることもあるわけで。1試合1試合が
勝負ですからね。今回、和田投手が勝利したことによって、報われたと思います。
島根、浜田高校のエースから、早稲田大学のエース。
自由獲得枠で入団した当時の福岡ダイエーホークスでは、1年目からローテーションを守り、14勝5敗で
新人王を獲得・・・。本当に日本でも活躍していて、野球のエリートと言われてきたと思うんですが、メジャーに行ってからは、苦難続きだったですから。そういう意味では雑草のようなしぶとさで這い上がってきたんだなと思います。
和田投手はこのあと、2日(日本時間3日)のドジャース戦に先発が決まっています。
引き続き、いいピッチングで2勝目3勝目を挙げて欲しいと思います。
チームメートで、肘の手術からの復帰を控えているリリーフの藤川球児とは、和田が先発して、藤川が
押さえるリレーを実現しようと約束しているそうです。
日本では通算107勝を挙げ、勝ち方を知っている左腕がようやく挙げたメジャー1勝目。
ここから和田の第二章が始まります。
今週の「ウィークリーパーソン」は、ロッキーズ戦でメジャー初勝利を挙げた、カブスの和田毅に注目しました。