番組が選んだ今週の「ウィークリーパーソン」は…(2014/2/14)
金曜日は、番組がその週で最も注目した人物にフォーカスする「ウィークリーパーソン」!ジャンルを問わず、"感動"や"驚き"を与えた人物に注目します。
今週、番組が注目したのは、この5組です。
■ブンデスリーガ2部でのデビュー戦でゴールを決めた、1860ミュンヘン、大迫勇也
■ソチ五輪スノーボード男子ハーフパイプ、銀メダルの平野歩夢と銅メダルの
平岡卓
■ソチ五輪ノルディック複合個人ノーマルヒルでの銀メダルを獲得した、渡部暁人
■今シーズン限りでの現役引退を発表した、MLB ニューヨーク・ヤンキースの主将、デレク・ジーター
facebookページでの皆さんの投票では1位 平野歩夢&平岡卓となっていますが、
今週、中西さんが注目したのはこちら!
渡部暁人
渡部暁人選手のコメント
「メダルを獲れたっていう安堵感と、すごくレースがハードだったんで、疲労感が入り混じったような。
とりあえず呼吸をしたいと思って、大の字になって寝ました。
ノーマルヒルは負けましたけれども、自分で仕掛けどころを決めて積極的な面白いレースをして、
ラージヒル個人戦では、また金メダル獲得というところへ向かって挑戦していきたいと思っていますし、
団体戦では日本人みんな調子悪くないので、また面白いレースが見られるんじゃないかと思います。
みなさん応援よろしくお願いします。」
ソチ五輪、おとといの大会6日目、ノルディックスキー複合の最初の種目、
個人ノーマルヒル。日本エース、渡部暁人は、前半のジャンプで100.5メートルをマークして
トップのフレンツェルと6秒差の2位につけると、後半の距離10キロでもフレンツェルと
デッドヒートを繰り広げ、最後は抜かれてしまいましたが、2位フィニッシュ。
複合では、94年リレハンメル五輪以来、20年ぶりのメダルを獲得しました。
渡部暁人選手は興奮した感じもなくて、ひょうひょうと
「僕らしいんじゃないですかね。2位っていう定位置に収まってるし」とコメント。
というのも、渡部は高3で高校総体に優勝するまでは準優勝ばかりで、
『シルバーコレクター』と呼ばれていたそうです。
ワールドカップも、昨シーズンからは優勝はないんですが、2位が6回。
とはいえ、最高の舞台であるオリンピックで、メダルを獲るっていうのはすごいことです。
プレッシャーの試合で、自分の力を出せたのは心技体の強さがあってこそだと思います。
実はジャンプで2位につけたあと、6秒先にスタートする、今季ワールドカップ7勝の王者と
「協力して逃げていこう」とレースプランを立て、互いに先頭に立って後続の大集団から距離を
置くことができたんだそうです。
そして勝負どころの残り1キロ手前の上り坂。
最後のスパート勝負ならフレンツェルにはかなわないと判断した渡部選手は、先にスパートし
1位になってのですが、残り400メートル付近で抜き返され、そのままゴールとなりました。
僕は思うんですけど、仕掛けないで負けるより、仕掛けて負けるほうが納得がいくと思うんですよ。
その清々しさというのは、渡部選手のコメントにも出ていたかな、と思います。
今回の銀メダル獲得については、
「メダルを獲れずにワールドカップの方がレベルが高いと言っても負け犬の遠吠え。
今後の発言のためには意味のあるメダルになった」と、納得したコメントを残しています。
18日、次の個人ラージヒルへ向けて、「金メダルに本当に近づいているという実感はある」と、
意欲を示した渡部暁人。キング・オブ・スキーの挑戦は続きます!
今週の「ウィークリーパーソン」は、ソチ五輪ノルディック複合個人ノーマルヒルでの銀メダルを獲得した、渡部暁人に注目しました。