番組が選んだ今週の「ウィークリーパーソン」は…(2014/1/3)
金曜日は、番組がその週で最も注目した人物に
フォーカスする「ウィークリーパーソン」!
ジャンルを問わず、"感動"や"驚き"を与えた人物に注目します。
今週は、この4組をピックアップしました。
■50回目の紅白で「卒業」を宣言。「まつり」で豪快に一年を締めくくった北島三郎!
■サッカー天皇杯を制した、横浜Fマリノス!
■元日恒例の「ニューイヤー駅伝」を制した、コニカミノルタ!
■帰還困難地域の富岡町から福島県代表として高校サッカーに出場した、富岡高校!
facebookページでの皆さんの投票は北島三郎さんが1位、
横浜Fマリノスが2位となっていましたが
今週、仲野博文さんが注目したのは…
高校サッカー、富岡高校!
第92回全国高校サッカー選手権に、福島県代表として5年ぶり2回目の出場を
果たした富岡高校。1回戦では、愛媛の松山商業を相手に2-0で快勝し
全国の舞台で初勝利をつかみましたが、昨日行われた2回戦では茨城の水戸啓明に
1-1の同点からPK戦の末惜しくも敗れ、涙を呑みました。しかし、この富岡高校の
サッカー部が全国の舞台で躍動する姿が、福島第一原発の事故で町を追われ
今なお仮設住宅で暮らす富岡町の人々に勇気を与えたことは間違いありません。
富岡高校サッカー部は、いまの3年生が入学する直前に東日本大震災が起き
町の校舎には通っていません。福島市内の避難先で共同生活を送りながら、
市営のグラウンドを拠点に練習を重ねてきました。練習場が確保できないときは
校舎脇の駐車場で走り込んだり、近所の空き地で練習したこともあったそうです。
そんな中にあっても「下を向いていても仕方ない。やれることをやるのが大事!」
という佐藤監督の指導のもと、ひたむきに練習を重ねて地区大会を勝ち上がり
みごと全国大会に出場!そして富岡高校初の全国大会での勝利を手にしました。
そんな富岡高校サッカー部を皆で応援しようと、富岡町民が多く暮らす
郡山市富田町の仮設住宅内施設[おだがいさまセンター]では
パブリックビューイング行われ、たくさんの町民が駆けつけたそうです。
そのときの様子を[おだがいさまセンター]職員の吉田さんに伺いました。
放送時間が午後2時からでしたが、その前から皆さん落ち着きがなく
早めに会場に集まってきましたね。そして、いざ試合が始まると
大きな声を上げて応援していました。素晴らしい選手たちと試合ができて
良かったね、と言う声と、最後は「よく頑張った。ありがとう。」という
言葉もあったので、この試合がみなさんの心に響いたんだと思います。
残念ながら試合には負けてしまいましたが、頑張った生徒たちの姿は
皆さん誇らしく思ったことでしょう。彼らの姿は富岡町民の方にはもちろん
ふるさとを離れて暮らす、全ての方に勇気を与えたのではないでしょうか。
今週のウィークリー・パーソンは、福島県立富岡高校サッカー部に注目しました。