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番組が選んだ今週の「ウィークリーパーソン」は…(2013/9/13)

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金曜日は、番組がその週で最も注目した人物に
フォーカスする「ウィークリーパーソン」!
ジャンルを問わず、"感動"や"驚き"を与えた人物に注目します。
今週は、この4組をピックアップしました。


■史上4人目のプロ野球タイ記録!シーズン55本塁打を記録した、ヤクルト・バレンティン!

■東京に五輪招致を呼び込んだ、7人のプレゼン発言者たち!

■2010年W杯ベスト8のガーナに逆転勝ちした、ザックジャパン!

■チームの連続無失点記録を更新した、MLBレッドソックスの守護神・上原浩治!

今回、facebookページでの皆さんの投票は接戦でしたが
今週、中西さんが注目したのは…



ウラディミール・バレンティン!

おととい行われたホームでの広島戦で、バレンティンは6回にヤクルトファンで埋まる
ライトスタンドに3試合連続、今季通算55号となるホームランを放ち、
王貞治、タフィー・ローズ、アレックス・カブレラの持つプロ野球記録に並びました。


記録達成は間違いないと言われながら、この3戦連発の直前までは5試合足踏み。
ストライクを投げ込んで来ない相手ピッチャーにイライラしながらも、
中軸を打つ立場をわきまえて、ミートに徹する場面も見られました。


来日1年目の2011年、そして昨年と2年連続本塁打王のタイトルを獲得しているバレンティン。
今年は、6月に発覚した「飛ぶ統一球」の影響もあるとはいえ、ほぼ2試合に1本のハイペースで
ホームランを打っています。このホームラン数の伸びについて、ヤクルトの小川監督は
「彼は低反発球になってから来日し、飛ばないボールで2年連続ホームランのタイトルを獲った。
それが今年はボールが飛ぶようになったので、精神的に余裕があるように見える。昨年までは
ホームランを狙って大振りをしていたが、今年はそれがない。」と精神面での成長を挙げています。


バレンティンは、オランダ領キュラソー島の出身。子どもの頃は
ドレッドヘアのメジャーリーガー、マニー・ラミレスに憧れ、長短距離でボールをミートする
マニーのスイングを真似て練習していたそうです。2000年にマリナーズ傘下で
プロとしての生活をスタートさせますが、メジャー昇格後はなかなか芽が出ず
マリナーズ→レッズを経て、2011年に出場機会を求めて来日し、ヤクルトに入団しました。


勉強家で知られるバレンティンは、試合中も相手投手の資料を見てから打席に向かい、
iPhoneの動画で自分の打撃フォームや相手捕手の配球も研究しているそうです。
持ち前のパワーに綿密な研究、そして「飛ぶボール」の効果もあって、ついにプロ野球史上
最多のシーズン55本塁打を達成しました。


一方、記録に並ばれた王貞治・福岡ソフトバンク球団会長もバレンティンをこう賞賛しています。
「今年は打つべくして打っている。大したもんだ。どこまでいくのか、楽しみに見守りましょう!」
49年ぶりとなる記録更新に向け、バレンティンのこれからの1打席1打席に注目が集まります。


今週は、シーズン55本塁打を達成したヤクルト・バレンティン選手に注目しました。