番組が選んだ今週の「ウィークリーパーソン」は…(2013/8/23)
金曜日は、番組がその週で最も注目した人物に
フォーカスする「ウィークリーパーソン」!
ジャンルを問わず、"感動"や"驚き"を与えた人物に注目します。
今週は、この4組をピックアップしました。
■世界陸上で100m、200m、400mリレーの3冠を達成した、世界一速い男、ウサイン・ボルト!
■昨シーズンからの連勝を「21」に伸ばし、プロ野球記録を達成した楽天のエース・田中将大!
■初出場で夏の甲子園優勝を果たした、群馬県代表・前橋育英高校!
■プロ22年目でついに大台到達!日米通算4000本安打を決めた、ヤンキース・イチロー!
facebookページでの皆さんの投票は、1位がイチロー選手、2位が田中将大選手となっていますが
今週、中西さんが注目したのは…
イチロー!
日米通算4000本安打まであと1本としていたヤンキースのイチローは、ホームでのブルージェイズ戦の初回
第一打席で、昨シーズンのサイ・ヤング賞投手、ディッキーの3球目でこれまで散々押さえられてきた
ナックルボールを叩き、レフト前に強烈なヒットを放ち、日米通算4000本安打を達成しました。
その瞬間、スタンドの観客は総立ちでイチロー選手に拍手を送り、ヤンキースのベンチからは
チームメイトがファーストに駆け寄り、塁上のイチローを囲んで大記録の達成を祝福しました。
そしてイチローもヘルメットを摂って一礼し、大歓声に応えました。
日本のプロ野球とメジャーリーグを通じての大記録を達成したイチロー選手。
プロ野球のオリックスに在籍した9年間で1278本の安打を打ち、メジャーリーグに移籍後は
10年連続で1シーズン200本以上の安打を記録するなど、13年目で2722本のヒットを打って
4000本安打に到達しました。この「4000本安打」という記録は、日本のプロ野球界では
未だ達成した人はいません。また、長いメジャーリーグの歴史を見ても、4256本のピート・ローズと
4191本のタイ・カップの2人しか達成していない大記録です。
この快挙に対して、チームメイトをはじめ多くの野球人から祝福の言葉が寄せられています。
デレク・ジーター(ニューヨーク・ヤンキース主将)
「4000本のヒットはどこで打ったかには関係なく、すごい記録だと思う。
チームメイトになって、改めて彼の野球に対する姿勢を尊敬している。」
長嶋茂雄(読売ジャイアンツ終身名誉監督)
「偉業というほかありません。常にグラウンドにいることは最高のファンサービスであり
まさにプロ中のプロと言えましょう。」
王貞治(福岡ソフトバンクホークス球団取締役会長)
「メジャーで13年間レギュラーを続けることは、並大抵の努力で出来るものではありません。
すべての選手の見本となるものであり、“素晴らしい”のひと言に尽きます。」
松井秀喜(元ニューヨーク・ヤンキース)
「日本のプロ野球でもメジャーリーグでも、圧倒的な速さでヒットを積み上げてきた
イチローさんにしか到達できない数字だと思います。今後もファンの方々を喜ばせてください。」
そして最後に、偉業を成し遂げたイチロー選手の言葉です。
「4000という数字よりも、チームメイトやファンの皆さんがこれほど喜んでくれたことに
驚いているし、半泣きになりました。特別な瞬間を作ってもらいました。」
イチロー選手とヤンキースとの契約は来季まで残っていますので、イチロー選手はさらに
この記録を伸ばしていくことでしょう。今後もイチロー選手から目が離せませんね。
今週は日米通算4000本安打を達成した、ヤンキースのイチロー選手に注目しました。