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番組が選んだ今週の「ウィークリーパーソン」は…(2013/1/18)

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金曜日は、番組がその週で最も注目した人物に
フォーカスする「ウィークリーパーソン」!
ジャンルを問わず、"感動"や"驚き"を与えた人物に注目します。
今週は、この4組をピックアップしました。


■小さな体で大きなジャンプ!W杯ジャンプ女子で4勝目を挙げた、高梨沙羅!

■テニスの全豪オープンで最年長勝利記録を更新。42歳・クルム伊達公子!

■『アルゴ』でゴールデングローブ賞の作品賞と監督賞を受賞、ベン・アフレック!

■JRA史上初の通算3500勝を達成した、武豊騎手!

facebookページでの皆さんの投票は、1位がクルム伊達公子、2位が高梨沙羅となっていますが
今週、中西さんが注目したのは…



クルム伊達公子!

テニスの全豪オープン・大会4日目、女子シングルス2回戦で、クルム伊達公子はイスラエルの
シャハール・ペールを6-2、7-5で破り、18年ぶりとなる3回戦進出を決めました。42歳でのグランドスラム
3回戦進出は全豪で最年長、全グランドスラムを通じても2番目の年長勝利で、まさに快挙といえます。
この日の全豪オープンの会場は40℃近い気温の中での試合で、しかも第2セットに入ってから
競り合いが続く展開となりました。そんなタフな試合を制した伊達選手、年齢を感じさせない強靱な肉体と
強い精神力がもたらした勝利と言えるでしょう。


伊達選手は1996年に世界ランキング8位で一旦引退しましたが、2008年12年ぶりに現役復帰。
そして2011年には、ウィンブルドン選手権2回戦でビーナス・ウィリアムズと対戦し、2時間56分に渡る
熱戦を展開しました。このときは残念ながら敗れましたが、世界中にその健在ぶりを改めて示しました。
しかし昨年は5月の全仏オープンからシングルス10連敗を喫し、ランキングも100位以下に。
現役続行を危ぶむ声も出ていましたが、そんな声に惑わされることなく2013年も現役を続行し
全豪オープンへと出場。そして見事に2回戦を突破しました。


伊達選手はブログにこう綴っています。「“限界は自分で決めるもの”って自分自身で言いつつも、
何度、もう限界かも…って思わされた時があったことか。それでも勝てないときがあればあるほど
チャレンジを止めることができなかった。やり続けてきてよかった。」これに対して中西さんは
「凄いですねぇ。伊達選手は僕の1歳下なんですけれど、この年齢でまだまだチャレンジを止めることが
できない、という気持ちが素晴らしいと思います。」とおっしゃっていました。


伊達選手の3回戦の対戦相手は、2回戦で第17シードの選手を破った、セルビアのボヤナ・ヨバノフスキー。
年齢は21歳と伊達選手の半分で、グランドスラムでは初の3回戦進出となった選手です。伊達選手は
「練習は何度も一緒にやっていますが、今日の試合を見ていてもかなり調子は良さそう。
いつもならあるミスもかなり少ないし、かなりアグレッシブなプレーをしていた。」と警戒しています。
そして最後に「明日はまずダブルスの2回戦。さすがに日に日に体はきつくなっていますが、
出来る限りのケアをして、回復に時間を割いて過ごしたいと思います。」とブログを締めくくっています。


中西さんも「何とか4回戦まで進んで、記録を更新して欲しいですね。」と
伊達選手にエールを送っていました。
今週の「ウィークリーパーソン」は、全豪オープンで最年長勝利記録を更新した
クルム伊達公子選手に注目しました。